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ゆめちゃんを届けるまで②

ゆめちゃんは創作に関してもフリーで利用できるキャラクターにしたいと思いました。

あれを形にしたいけどやっても良いのかな?
これはどうなんだろうと調べれば私のやりたいことはほとんどがだめなことでした。

同じように好きなことを諦める人。
安心できずに心から楽しめない人。
怯えながら創作をする人。
それは少数かもしれません。
でもそんな人にも手を差し伸べられるものでありたいと思いました。
私も、「使って良いですよ」と提供して下さる方たちにたくさんたくさん助けられていたので。

そしてもうひとつ、私の好きな声で演じることに対して。
今声優になりたい方がたくさんいらっしゃいますよね。
その数に対して、夢を叶えられる人はわずかです。
私自身声優になりたいと願ったけれど、恥ずかしがりな性格の自分には無理だと諦めたひとりです。
多くの夢を叶えられなかった人へ、自分の声と素敵な映像が重なる体験をプレゼントできたら、とても素敵だと思いました。

「誰でも自由にアフレコ出来るアニメを作りたい」

夢の規模が跳ね上がっていました。

個人でも引き受けて頂けるのか、気軽に投稿して見て貰える長さ、2分だとしても数百万、誰でも使えるという許可も含めるといくら必要なのかもわかりません。

さらに私は何者でもありません。
たくさんのお金を稼げるわけでもなく、特化した知識を持っているわけでもなく、大きな結果を残したこともありません。
まわりのひとからの私の印象は総じてポンコツです。

「そんなこと出来るの?」

そう思いながらも、この時の私はワクワクしていました。

つづく

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