大失敗まみれの私のキャリア①

Beauty Japan グランドファイナリスト
日本大会出場中のみやたかなと申します。

せっかくなので、コンセプトの1つ
キャリアについて、
私の大失敗の疲弊したキャリア履歴を書いていきたいと思います。
ほら、成功の歴史ってつまんないじゃん?笑


私のキャリアの概要は
(株)三菱UFJ銀行で外国為替部門に12年
イメージコンサルタントとメンタルコーチで3年
というのがざっくりのところ。
間に娘を2人産んでいます。

資格は金融系で10個くらいと
英検や秘書検定や整理収納アドバイザー
イメージコンサルタントとコーチがあります。

疲弊が多くて、
無駄なことが多かったです。


初めてキャリアというものを意識させられたのは
小4でした。
中学受験の志望校選定に際して
母に「将来何になりたい?」と訊かれ
私はとってもびっくりして
「そんなのわかんない」と答えただけ。
母が「そうよね、わかんないわよね笑」と鼻で笑ったのに
「はぁ?」と、かなり不満を持ったのを覚えています。

この真意は
「今までそんなこと考えさせたこともないくせに、そもそも職業の選択肢を提示したり、価値観を広げるような体験や教育を私に施さなかったくせに、突然そんなこと訊いてきてまともな答えが返ってくると思ってんのがまず馬鹿馬鹿しくて笑っちゃうんですけど。」
「親戚にほぼ医者しかいなくて医者以外の選択肢を知らないよ。しかも女は大体『奥様』のお仕事じゃないか。」

だったのですが、なにぶん当時は語彙力がなくて
「そんなのわかんない」になりました。


この時、私にはチャンスが与えられていたんです。
世界を見るチャンスが。
好奇心を持って世界を見れば、色んな選択肢で溢れていることをもっと知れたと思うし、自分が何に「燃えてくるか」を知ることができたんじゃないかな。

でも、結局そのチャンスを掴むことはありませんでした。
これが、大失敗1件目。

受験勉強で職業見聞拡大どころではなく
全く気に入っていない近所の私立中に進学したので
「こんな学校が良い」とか
「こういう生活が送りたい」とか
そんな希望さえも叶わなかったんです。
希望なんか持っても意味ない、という観点が育ち
キャリアについて真剣になる、という展開にならなかった。

これが後に大損失になっていきます。


中学2年生の時、
「美」というものに意識が向き
美容師になりたくなりました。
母に相談したら
「せっかく受験して4年生大学行く学校に入ったのに意味ないじゃない。ただの髪切り姉ちゃんになんかさせない」と言われます。
(ほんと酷いwちなみに母はこの発言を覚えてもいません)

受験強制したのは母
学校を決めたのも母
なんで私に責任押し付けてんの?
職業の偏見が酷すぎて、言葉を失ったものです。

今は見識の浅い母を侮蔑しているし怒れるけれど
当時は、やっと1つ見つけた綺麗な人生の宝物を足でグシャッと踏み潰されたような気持ちになったのを覚えています。

「これはダメなんだ」
「じゃあ、何なら良いの?」と。

ここで諦めてしまったのが、大失敗2件目。


この時、他の美の仕事を知らなかったけど
私は31歳で骨格カラー診断と黄金比率メイクを学びイメージコンサルタントの資格を取って後に仕事にしたので、
14歳当時の私の興味関心は、
38歳の今になっても大好きな項目であり
将来を決める一つの選択肢ではあったのです。

回り道して戻ってきたので、
初めからこれをもっと大切にしていたら
私はもっと、幸せだったんじゃないかと思います。

この時諦めたことが、更に大損失を生みます。


高校に入ると大学受験を考え始めますが
3代続く家業の医師を継ぐために
医学部を目指そうにも、

女だから医師継がなくていいよ という親の声と
数学が壊滅的にできない成績から
私は早々に諦め私立文系に進みます。

医師と医師以外に分けられる我が親族の評価は
人か人以外か ぐらいの威力があり

なんとか人権を保つためには
人間扱いされるためには
早慶以上の学歴が必要だったため
慶應大学へ進みました。

私は、病気のお年寄りを救うことに関心がなく
医師でなくていいと思っていたのですが
本音では、人を助けることに心身を注ぎ、毎日患者さんを愛してやまない父の背中が美しくて、強烈な憧れを抱いていました。

「もし医師になれるだけの頭があったら、どんなによかっただろうか」
「こういう風に仕事ができたら、最高なんだろうな」と。

後に、メンタルコーチとしてこの仕事の仕方にたどり着いた私は、17歳のこのとき確かにキャリア展望の一端を掴んでいました。
見落としていたのが本当に悔やまれるけれど
結局のところ一周回って戻ってくることになります。


さて、医師以外の第二希望、
高校で法律に興味が出たことを鑑みて
法学部に行きたかったのですが落ちてしまって
全然行きたくもない文学部に進みます。

中学受験結果と同じで
吐くほどの努力の割に
全然行きたくもないところが進路でした。


文学部では2年生に進む際は専攻選択があります。
私は美学美術史学が「好きだなぁ」と思いました。

ここで、大失敗3件目をやります。


続く。

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