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ビジョンボードWS お客様の声 vol.1 株式会社コンピー様
2023年6月、株式会社コンピー様の社員向けにビジョンボードワークショップを開催しました。制作した11人分のビジョンボードは、すべてオフィスの壁に飾りました。
あれから約10カ月。会社に社員のみなさんのビジョンボードがある日常について、代表の山下万紀子様にインタビューさせていただきました。
1. 改めて、ご依頼の経緯についてお聞かせください。
私はかねてから職場を「文化祭の前日みたいに、アイディアが飛び交い、活気あふれ、自由に自己表現できる雰囲気にしたい!」という願いを込めて職場づくりをしています。けれども、会社での「経理」という立場、家庭での「母親」といった、役割の“ねばならない”、“こうあるべき”という考えに縛られて、本来持っている内に秘めた輝きを、うまく表現できない、言語化が難しいと感じている社員も少なからずいるのではないかと、考えていました。
そんなタイミングで、個人的に加菜美ちゃんのビジョンボードワークショップに参加したんです。こんな楽しく、自己表現できる場があるのなら、会社のみんなにも経験してもらいたい!と思い、さっそく加菜美ちゃんにオファーしました。外部講師を呼んでのワークショップは、加菜美ちゃんが初めてで、みんなとつなげたい!という想いもありました。
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2.ワークショップ実施中に気づいたことや、開催後の皆さんの感想などあれば教えてください。
私も夢中になってビジョンボードをつくりました。社員の中には「こういうの、すごい好き!」と言っていたことが印象に残っています。
仕事は常に追われている感じで「思考」が働いていますが、あの場では「感覚」が働いていると思いました。経理は数字を扱う仕事なので普段は論理的です。加菜美ちゃんが、みんなのビジョンボードを見て「みんなアーティストだね。本当に感性が豊かだね。」と言っていましたが、私も同じように思いました。いつもの会社での関係性を超えて、一体感がありました。
これまでは仕事としている時の「面」しか見えなかったけど、みんな表現力が豊かだとわかったし、内に秘めているものに触れられた気がします。また、「自分が作りたいものをつくる!」という強い意思を感じました。
翌日、社員みんなが壁に飾られたビジョンボードを見て「すごい」と声に出して驚いていました。一人ひとりが唯一無二の存在であり、それぞれの価値観がひとつの作品になっているようでした。
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3.会社に社員みなさんのビジョンボードがある日常はいかがですか?
ビジョンボードを作成し、みんなの前で発表し、自分のビジョンを表現したからなのか、1 on 1での「やりたいことある?」の質問に対して、何人かは自主的に表明してくれました。また、ある社員がやりたいことをやれる機会にめぐまれたときに、周りの人が自分ごとのように喜んだりして、協力的になったように感じます。
「家族を大事にしている」という想いをビジョンボードに表現された社員が、「定時に帰りたい」という要望を周りに伝えたときに、単なるわがままと捉えるのではなく、「そんな家族想いの〇〇さんがいてくれるから、この職場の雰囲気あたたかいよね」と自然とお互いが思いやる風土はできているように感じます。
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会社の壁にみんなのビジョンボードを飾っていると、グループ会社の社長の目にも入るんです。はじめは「ここはなに?」って反応ですが、じっくり見て「これ誰が作ったの?」、「これ、いいね~」と話すこともあって。「ビジョンを描くとこうなるのか~」という言葉もありましたね。他社の社長が経理メンバーに対して好印象を抱いてくれています。
ビジョンボードで表現したからこそ、その人の好きなことがわかったり、会社の役割ではなく、「お母さん」の一面が見えたりしました。知らなくても仕事をこなすこともできるけれども、普段見えている面とは違う面が見えることで、その人にいとおしさ(家族愛のようなもの)が湧いてきます。ビジョンボードから、子供のためにお菓子作りをしていると知って、ほんわかしましたね。会社でその人が集中して、かりかり仕事しているときも、“根底に愛がある人”だと思って一緒の空間にいる感じです。
4.会社の職員の未来に対して思うことはなんですか?
冒頭にもお伝えしましたが、こらからもますます、文化祭の前日みたいな会社だったらいいな~と思っています。「どうするこれ?間に合わないじゃん!」ことすら楽しんでいる感じが理想です。それぞれがやり方は違っていても、同じ方向を向いている一体感があります。
また、「経理だからこれをやるべき」という枠組みにはめたくない想いがあります。例えば、経理としながらも講師として社内副業ができると、二足の草鞋を履ける状態になります。そのために、お仕事以外のことをする時間を積極的に設けています。今は、みんなでお菓子を食べながら雑談できる時間などですね。仕事中に手が空いたら、好きな刺繍の本を読んだり、絵を描くなど、その人の未来につながる時間もどんどんつくりたいと思っています。
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