現代版桃太郎 第十話(前半のみ) 生誕編


思わぬ形での再会

桃のようなものから生まれ、揖斐川が荒れて15年、クシナダと分かれて13年 高校の入学式

池田大吾 神田恵 席が隣同士になった。

しかし、大吾、恵は他の生徒に比べればよそよそしい態度でいた。

放課後、大吾は恵を呼び出した

大吾『何でここにいるんだよ、あのとき中学生じゃないのかよ』

恵『あれから、高校受験するのに、学力がなかったり、、親がいないから、、稼ぎに出たりしていたの
あちこちで嘘をついて、、やっとお金が溜まったと思えば、まさか、』

大吾『お母さんから聞いてたんでしょ?』

恵『そう、、あれから会ってないけど、大きくなったね』

大吾『大きくなった?、、そうか、、恵は変わるはずもないもんな、俺が生まれた時から』

恵『え?』

大吾『気づいてたんだ』

大吾『あの時は本当に気づかなかった、、けど、小学校を卒業した時、お母さんから聞いた。その頃はもう会えないもんだと思っていた、』

恵『じゃぁ、、』

大吾『改めて、池田桃太郎の息子、大吾。今まではおねぇちゃん呼ばわりしてたけど、これからはもう同級生、タメ口でいくよ!』

恵『うん!よろしく』


後編は来週投稿予定です。おそらく合わせて投稿します

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