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[転載]釜ヶ崎(大阪)・越年越冬闘争(12.29-1.4)支援にぜひ来てください

「釜ヶ崎に連帯する学生の会」の越年越冬ビラからの転載。あいりん総合センターにおける越冬は5回目となる。①釜ヶ崎の歴史と現在、②日雇労働者運動の経験や思想の野宿者運動における継承(困難さ)についての学習会は期間中にやる。以下転載。

■越年越冬闘争とは、年末年始に仕事が減り、また各種行政機関が閉まることにあわせて、日雇労働者・野宿者・支援者で助け合おうという試みで、全国各地、長い歴史があります。布団しき(野宿者等が寝る場所づくり)や炊き出し・共同炊事の他、映画上映会や餅つきなどもやります。
■大阪・釜ヶ崎では、2025年関西・大阪万博も見越した再開発を背景に労働福祉関係複合施設・あいりん総合センターが建替えのために閉鎖されました(2019年)。そして、その周辺で生活する野宿者たちに対し、大阪府は立ち退きを求めて裁判を起こし、現在最高裁にまで至っています。貧しい人々を都市から追い出すジェントリフィケーションgentrificationであることは明らかです。
■「つまり、地球の表面は球面で、人間は無限に分散して拡がることはできず、結局は併存することを互いに忍び合わなくてはならないのであるが、しかし、根源的には誰ひとりとして地上のある場所にいることについて、他人より多くの権利を持つ者ではないからである」(カント「永遠平和のために」)とは今から200年以上前に書かれたことです。そこからみると、公園を商業化したり、野宿者をおいだしたり、入管体制―その改悪、イスラエルのパレスチナ人民へのジェノサイド、自治解体と一体の大学の利益重視化等々、人が様々な理由で「地上のある場所」にいることに対して、金や国家が「より多くの権利」をもつと主張し暴力を行使する動きは続いているといえます。
■私たち、野宿者支援に関わる学生を中心とした有志「釜ヶ崎に連帯する学生の会」は、こうした社会を変えるためにも、越年越冬闘争支援に参加し、また皆さまと議論・行動をしていきたいと考えています。



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