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[転載]キム・ミレ『狼をさがして』上映会+トークのお知らせ

知人・友人たちと共同で映画上映企画をやります。以下、関西コミュニズム研究会のブログより引用します。

キム・ミレ『狼をさがして』上映会+トークのお知らせ

☆キム・ミレ『狼をさがして』上映会+トーク企画
1970年代に爆弾闘争をもって戦争/戦後責任、新植民地主義といった日本の現在と過去を問うた東アジア反日武装戦線。そのメンバーと周囲の足跡を追ったドキュメンタリー映画である『狼をさがして』(キム・ミレ/2020)の上映会を、『狼をさがして』上映運動事務局の提起するミニ自主上映会運動のよびかけに応えて、関西コミュニズム研究会で9月24日(土曜日)に企画する。そして、上映とあわせて、この映画にも出演しており、武装戦線の獄中者救援活動に長年携わってきた平野良子さん(東アジア反日武装戦線への死刑・重刑攻撃とたたかう支援連絡会議)のお話を伺いつつ、感想交流・討論を行っていく。
☆「機関銃のように言葉が必要だ」
今日の情勢において、例えば安倍晋三前首相への「私闘」から大きく話題となった統一教会をめぐって政敵への<反日>という言葉が、もはや「ネトウヨ」にかぎらず氾濫している。ここには朝鮮半島への蔑視さえ反映されている。この使い方が、自ら<反日>を名乗った東アジア反日武装戦線とは大きく異なるのはいうまでもない。戦争ー戦後責任を曖昧にしたまま、米中対立を背景に独自の軍事化を日本が進めている今、改めて武装戦線の、日本とアジアの関係への問いを再検討する必要がある。また、戦線が直接攻撃=虹作戦を計画した天皇制は依然として存続し、入管体制や獄中者処遇改悪といった社会の監獄化がすすんでいる。さらに、武装戦線メンバーは死刑・重刑の下、何十年も獄中におかれている。上映会や討論を通して過去のみならず、以上のような現在を問う契機としたい。

ところで、1980年代から現在でも上映運動が続けられており、東アジア反日武装戦線とも接点のある寄せ場の闘いを撮ったドキュメンタリー映画『山谷(やま) やられたらやりかえせ』について、監督・山岡強一は「この映画には、機関銃のように言葉が必要だ」と述べたという。『狼をさがして』上映会も、「機関銃のように」言葉を交わし、過去と現在、見るものと見られる側、語る側と語られる側の、共同作業を進める可能性をさぐる機会ともなれば幸いである。

(関西コミュニズム研究会・u)
2022年9月8日加筆修正

上映会案内ビラ※会場収容人数に制限がありお申込みいただいても断らせていただく場合があります

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