見出し画像

ITSUDATSUとはどんな会社か(5/5)

前回のインタビューでは”KANAME”についてお話を聞いてきました。今回(最終話)は黒澤氏の展望について詳しく聞いていきます。

※見えにくい場合は、画像をタップし拡大してご覧下さい。

5.黒澤氏の展望

5-1.黒澤から社会はどう見えているか

村松:現代では独立や転職などが当たり前になってきており、従業員のモチベーションや組織への忠誠心が芽生えにくくなっていると考えていますが、こちらについてはどうお考えでしょうか。
 
黒澤:私はそもそも組織が個人を抱え込み過ぎてしまっていると考えています。正規雇用が最たる例だと思いますが、もっと個人を自由にさせても良いのではないでしょうか。
 
経営陣は想定外や混乱というものを嫌いがちです。ゆえに、社員を囲い込み、副業・兼業を禁止している会社もまだあるようですが、これではモチベーションは下がりますし、ますます個人が自律する方向にはいかないと思っています。

正社員としての立場はある意味では既得権益でありますが、経営陣は何を恐れているのでしょうか。
 
また、まだまだ組織が主役になっているようにも見えています。集団を重視する傾向が高く、組織のミッション・ビジョン・バリューを浸透させることに躍起になっている企業が多いと感じています。
 
まずは自分の生き方自体をどうしていくべきかという個人の真本音があってこそ、初めて組織の真本音に結びつけることができると思っています。
 
社会全体がもっと個人を自由にさせる方向に向かって欲しいと願っています。

※見えにくい場合は、画像をタップし拡大してご覧下さい。

村松:昨今では入念なキャリア戦略を考え、より素養であるハードスキルを身につけて、市場価値を高めていこうとする傾向があると思いますが、こちらについてはどうお考えでしょうか。
 
黒澤:世の中全体が軽い方向に行こうとしているのを感じています。流行りにどう飛びつくのかが重要とされてしまい、人間力というものがどんどん脆くなっている気がしています。
 
特に、人事領域では生成AIであるChatGPTが登場した時にすぐにテクノロジーをプロダクトに反映した事例が散見されました。

ChatGPTの便利さを享受するのは賛成なのですが、例えば人事の施策はChatGPTで本当に的を射た施策となり得るのでしょうか。

これには、私はいささか疑問で、人の問題・組織の問題だからこそ、「実際に見て」「実際に聞いて」「実際に感じて」その過程の中で導き出された施策であるべきなのではないかと思うのです。

もっと本質的なアプローチを考えていきたいですね。
 
村松:黒澤氏が考える”人間力”とは何でしょうか。
 
黒澤:人間力とはその人の魅力の大きさだと思います。自分らしいやり方で自分らしい結果を出すことこそがその人の魅力だと考えています。
 
つまり、その人の素養ではなく素質に基づいて、その人しかできないやり方で、その人だけの結果を出すことが重要です。

その大きさこそが人間力であり、この魅力が大きい人ほど余裕があり、器も大きい人と言えるのではないでしょうか。

ITSUDATSU社代表取締役 黒澤伶氏

村松:反応本音で動いている人はそこから抜け出すためには何から始めるのが良いのでしょうか。
 
黒澤:”KANAME Academy”に来ていただくのが一番だと思いますが、それ以外のアプローチであれば主体性のサイクルを作ることだと思います。
 
例えば、小さなことでも良いのですが毎日朝7時に起きて、決めたことを実行して、実際に現実が変わっていく喜びをコツコツ得ていくことが大事だと思います。
 
つまり、自分で考えてみて、実践して、それで現実が変わり、喜びを得るサイクルをまずは経験していただくのが良いと思います。
 
私はこのサイクルの延長に仕事があると思います。

どうすればお客さんが喜ぶか、そのために何をするのか、など主体的に自分の願いを尊重した上で行動し、それで現実が変わっていくことを感じて欲しいです。
 
村松:特に若手社会人が逸脱していくためには何が必要でしょうか。
 
黒澤:「屈しない」ということだと思います。
 
組織の見えない場の影響力は本当に怖いもので、どうしても飲まれそうになってしまいます。

本来の個性や意志が場に飲み込まれてしまい、いつの間にか、指示待ちになったり、忖度をしたり、上司の顔を伺うようになってしまいます。
 
しかし、若手だからこその無鉄砲さが若手の良さであり、そもそも場に飲まれている場合ではないと思います。

若手には空気が読めない人であって欲しいです。

若手だからこそ許されることがあり、無鉄砲さや愛嬌などの特権で、組織の見えない影響を突破して欲しいと思います。

5-2. ITSUDATSUの今後の展望

村松: ITSUDATSUで今後実現したいことについて教えてください。
 
黒澤: 先ほども述べたことではありますが、弊社は事業を組織人事領域に限定するつもりは一切ないです。

「真本音」という考え方が軸であることは変わらず、真本音度合いを高める事業、真本音度合いの高い事業を展開していきたいです。
 
直近ではエグゼクティブ向けの”KANAME Academy”や真本音に基づいた幼稚園の設立なども取り組みたい事業として構想しています。

他には、カスタマーサクセスやセールスに関する事業も全て真本音を軸にやっていきたいですし、真本音という軸さえブレなければあらゆることに挑戦したいと考えています。

また社名である”ITSUDATSU”は挑戦的なことではありますが、まず我々が逸脱していることが特に大切です。
 
本当は世の中のみんな逸脱したいのではないでしょうか。会社や社会に引かれたレールだけを歩いて何が面白いのでしょうか。

どこかで、過去の延長線上にはない、「まだ見ぬ自分」を見つけたい、出会いたいというのが真の隠れた欲求としてあるのではないでしょうか。

ですので、もっと世の中を「素っ裸な変態」にする事業を多く創っていきたいです。
 
そのためには、まず弊社を真本音度合い100%のメンバーのみで構成される会社にしていきたいですね。

ITSUDATSU社メンバー

村松:黒澤さん、本日はありがとうございました。


ITSUDATSU社では、真本音の探求に役立つコンテンツをLINE@で配信しています。なお、KANAME AcademyやKANAME Personalの申込はLINE@より受け付けています。こちらのURLより友達登録をお願いします。

※見えにくい場合は、画像をタップし拡大してご覧下さい。

※見えにくい場合は、画像をタップし拡大してご覧下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?