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勇者になる話

こんにちは、要小飴と申します。

書き始めたのが4月2日だったので、今日で10日めです。何事も三日坊主ぎみの私ですが、続いています。

とはいえ、何を書こうかなというハードルが自分の中で勝手に上がっています。予定していた楽しいことが砂のお城みたいに崩れていったり、まだ建っている城も砂に還るかもしれないという恐れを持ちながらの毎日。

書くならば誰かに向けて。もちろん書くことで自分の気持ちや頭の中を整理することが出来ますが、私がそれをやるのに使うのはTwitterと決めているので、(なので、私のつぶやきはわりと私の思考整理、記憶整理に使われています)ここでは、読んでくださる貴方に向けた文章を書きたいと思っています。

今のところ、新しい楽しいお知らせというのはまだないのですが。いや、もしかしたら、近々あるかもしれないけれども、それもまだ確実ではないので、また追々お伝えしていければと思っているのですが。

なんだか最近私は、自分の人生で、こんな冒険が出来るなんて思わなかったなぁと驚いているのです。

小さい頃から色んな本やテレビや映画で、物語を見てきました。物語の登場人物たちは、乱暴な言い方ですが、だいたいみんな危機的状況に陥ります。自身の命の危険があったり、大事な人や物が失われる寸前だったり、そんな状況で登場人物たちは常人離れした行動力や判断力を発揮します。それは幸運すぎるだろ、という幸運にも恵まれたりして、事態に打ち勝って物語が終わります。子供の頃に出会う物語はそういう、大なり小なり勇者が出てくる物語です。大人になって出会う物語は中には打ち勝てない人物の物語もありますが、それでも勇者に“なろうとした”人の話になるのかなと思います。

でも、私は今まで生きてきて、そんな状況に出会うことはありませんでした。

幸い、命に関わるような事故にも遭ったことはありませんでしたし、心の危機は何度かあったかもしれないけれど、子供の頃には近くに大人がいてくれたし、大人になってからは仲間がいてくれました。崖っぷちの、みじろけば足元の小石が渓谷に落ちていくようなそんな状況にはなったことがありません。物語の登場人物が合う苦難に比べるとまだ頑張れる、多分崖っぷちより30センチくらい内側くらいで踏みとどまれていたと思います。

だけど、今はその30センチくらい内側に立っていたら、空から矢が降ってくるような感じ。どこから撃ってきてんの?それ、と思うけど、どうにもならないんですよね。心も身体も別方向から危険な状態。

そして、横を見ると仲間たちがしょんぼりしている。これは、あれじゃないのか、あの頃見ていた物語に出てくる危機的状況ってやつじゃないのか。

そうなったら、常人離れした行動力や判断力を発揮できるのではないか、とノーテンキな私は思うのです。これは、私史上最大の冒険の機。少なくとも自分のしょんぼりを救わなければいけません。

そう思ったら、どこかから俯瞰で自分を見ている自分が言うのです。「これは大冒険やで。でも、こんなこと生きてるうちに起こるとは思ってなかったなぁ」と。

そんなこんなで、今私は勇者です。外から帰ったら手洗いうがいを必ずして、家にいる時間は、今を楽しくする方法と魔王が去ったあとの村での過ごし方の両方を考えて、過ごしています。

皆さんも勇者。誰もが今までこんな状況を経験したことはないんですから、毎日を生きている、それだけで大冒険です。かっこいいんです。

ともに戦いましょう。心も身体も守りましょう。それが私たちの掴むべき勝利です。

それでは、今日はこのへんで。

要小飴

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いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴