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ベターを求めるしかない

こんばんは、要小飴と申します。

トップの写真は今日の夕方の雲。

さて、昨日の夜のニュースを見て、驚きました。わが故郷、長崎県佐世保市で大雨で土砂崩れなどの被害が出ており、コロナ禍初の避難所も設けられたとのこと。ニュースやTwitterで回ってくる映像・画像がわりと見知った土地が冠水しているものだったので、ギョッとしました。

佐世保を出てからはほとんど聞かなくなりましたが、小さい頃は土砂崩れという言葉をよく聞きました。本当によく聞くもので、小学生のときの同級生が、家が土砂崩れにあって、親戚の家に身を寄せたためにしばらくお休みした、なんて記憶もあります。

佐世保は山肌に町があって、極端に言うと、平坦なところは国道で、住宅地は丘の上や山の途中にあります。山や丘の間を縫う形で大通りや市街地があるようなイメージです。あくまでイメージですが。だから、なんだかんだで大雨になると河川は氾濫するし、山は崩れるし、という被害が昔からあったように思います。

今回も大変なことになっているようで、これ以上の被害が出ないことを祈るばかりです。

コロナ禍で初めてになる、佐世保で設けられた避難所では、消毒の徹底のことだったり、ソーシャルディスタンスを守ると収容出来る人数が限られるということが話題になっておりました。

そして、同じ番組内で、東京都知事選のことも取り上げられていたのですが、三密を避けるために期日前投票をする人も多いとのこと。

うーん。この、密の問題は本当に悩ましいですよね。どうかどうか、避難所に行くかどうかを判断するときに、自分の家はまだ大丈夫だから三密を避けるために行かない、という判断になって逃げ遅れるようなことがありませんように。

私は今毎日ほぼ満員の電車に乗って通勤しています。マスクはしていても、ひどい時はゼロ距離。どう考えてもこれは密なんです。多分、避難所で消毒して、換気して、マスク配って過ごすよりも密のような気がします。でも、生きていくために出勤しなければなりません。人の移動は基本的には生きていくため。稼ぐため、心を守るため、誰かに会うため、それはすべて今日と明日を生きるためです。避難所に避難するのも生きるため。災害から今日の人命を守るため。

そうはいっても、私も18歳までしか住んでいない土地です。お年寄りと子供が多い町。病気に対しての心配もひとしおでしょう。

ベストな方法と言い切れるものはないのかもしれませんね。ウイルスだって、人の生活だって、時が流れれば変わるもの。昨日のベストが、今日もベストかはわかりません。アダムとイブがある日を境に身体を隠すようになったように、根本的な何かが変わっていくのかもしれません。

そうなると、ベターを求めていくしかないのでしょう。そのときそのときのベターを。いちいちそれが成功だったとか失敗だったとか、判断を下すのではなく、結果は分析しつつも今は目の前の状況でベターを選ぶ。

だから、この梅雨の時期、まだまだ天候が荒れることもあるでしょう。避難しなければならないときには、最大限の配慮をしつつ、そのときに一番そのときの命を守れる方法を、ベターな方法を選んでいきましょうね。そして、今日を生き延びれたなら、お互いに大いに称え合いましょう。

それでは、今日はこのへんで。

要小飴

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いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴