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【2-1124】創作物の中に

ご案内をいただいたので、突劇金魚の朗読BARへ。

会場に入り、並べられた椅子に座る。暗く作られた照明、差す青い灯り。BGMに耳を傾けていると、その向こうに虫の音が聞こえた。前回も鳴っていたのか、少なくとも私は気が付かなかった。その虫の音を聞きながら、それだけで、私は幸せな気持ちでいっぱいになった。

私は人の作為が好きなのだ。それを仕様と呼んだり、演出と呼んだりする。視点を変えると、世界観になる。朗読BARはコモンカフェの空間、受付、前説、その全部が、朗読BARの仕様、世界観を体現している。その場がまるまる創作物なのだ。朗読BARの客席の椅子に腰掛けた私は、そういう創作物の中にどっぷり浸かった感覚になる。

その中で、演者の皆さんが、自分の選んだテキストと戦ったり、テキストで遊んだり。高座の上で一人きりで、世界を生み出す。

いやぁ、幸せな空間だわ。

ご案内をくださった演者さんは、毎度自分の表現の軸を確立していっていて、本当にすごいと思っている。こういうイメージを受け取りました、とお話ししたら、そういうものを目指していますと仰っていた。思いを形にすることは、一番基本だけど、一番難しい。すごいことだ。

表現をする人間として、朗読BARは色んな点で刺激を受ける。また行くし、いつかはまた出たい。


いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴