【4-0621】スプーンとフォークの話

【このnoteを開いてくださった貴方へ】

こんばんは、要小飴と申します。

関西にある遊気舎という劇団の末席に身を置き、演劇に勤しんでいる者です。平日昼間は保育園の先生をしています。

このnoteは、そんな私が日々の所感を記録しながら、自分の思考を再確認したり、自分なりの表現を探したりする、そんなものにしたいと思っています。

イタリアではパスタを食べるときにスプーンを使うのはフォークがうまく使えない子どもだけだという話がある。真偽は知らない。イタリア人の知り合いがいないからだ。

しょうもない話だが、この話題を耳にしてから私はパスタを食べるときに自分がスプーンを使うのにちょっとほくそ笑んでしまう。進んでスプーンを使いたい気持ちまである。

なんというか、大人になったら食事用エプロンをつけることもなくなるし、誰かが食べさせてくれることもない。食事の際に誰かに甘えることって、出来なくなってしまうのが大人だ。そんな大人たちも、パスタを食べるときはちょっとだけ子どものフリをして、「上手に食べられるかな?」という受容を受けることができる。

と、思うと、なんだかとても可愛らしくて、かつ、日常に疲れた気持ちがちょっとだけ、ほんのちょっとだけ癒されるのだ。文字にするとちょっと病みを感じるが、さほど病んでもないのだけれど。共感してくれる人が果たしているかどうか。

まあ、柳が揺れるだけでも面白いときはあるし、そういう私の目から見た世界の話として、書き残しておこう。

いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴