見出し画像

【0129】もうすぐ二月

こんにちは、要小飴と申します。

オムレツで始まった昨日は、受け持っている男の子がいつも言ってくれる「せんせーかわいい」が当社比三倍でした。いい日でした。

さて、一月最後の週末ですね。「あけましておめでとうございます」と言っていたのが、すごく遠い日の出来事のように感じます。

二月といえば、今年の節分は2月2日だそうです。

某アニメ作品のおかげで今「鬼」は子供たちにとってかなり身近な存在のようです。そうでなくても、毎年節分には豆まきをしますので、やはり子供たちには鬼は生まれてきて初めて出会う恐怖の対象ということになるかもしれません。今年は、コロナの影響があって、鬼に会う子供たちは少ないかもしれませんが。

怖い存在と言いながら、鬼が出て来るお話や絵本というのも、たくさんあります。私が絵本として好きなのは、『かみなりどんがやってきた』

です。

もともと「かみなりどんがやってきた」という手遊び歌があるのですが、それをベースに物語が広がります。おへそをとってしまう怖ーいかみなりどんの息子、かみなりくん。初めて雲の下へ降りていっておへそをとってくるのですが、ある失敗をしてしまって……というお話。

こういう鬼の絵本のいいなぁと思うところは、怖いものに対して、怖いけれども実はこんな一面もあるのかもしれないという想像の余地を広げてくれるところです。かみなりどんの家族、雲の上の家の様子、おへそをどうやって食べるのか(これはとても美味しそうです。ちょっと食べてみたいくらい)。

どんなにそういう想像を広げても怖いものは怖いのです。でも、その上で、例えばこういう物語という形を作ると、それもまた本当のことになります。「怖い、でも可愛い」とか、「怖い、でも面白い」とか。どちらも嘘じゃなく本当として実感できる。その実感は、世界の柔軟さを教えてくれると思うのです。

世界には結構色んな人がいるし、色んなことがあるけど、それでいいんだよ。

「鬼は外」と言って豆を投げるけれども、おうちに入れてあげたい鬼がいたら、入れてあげたらいいんだよ。入れたくない鬼が来たときに、入ってこないように、あるいは自分が逃げられるようにしたらいいんだよ。ダブルスタンダードのように聞こえるけれど、世界はそれを包み込むくらい大きく柔軟であってほしいと私は思います。

なんか話が逸れました。

可愛いお話なので、よかったら読んでみてください。

節分の豆まきで払いたいのは病気の鬼ですね。福の神さん、今のご利益はまず健康だけでもいいので、どうぞみんなところに来てください。

それでは、今日はこのへんで。

また明日!

要小飴🍬



いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴