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【2-1021】助けて大納言しるこ

仕事終わり。今日は何故か疲れ果ててしまって、更衣室でまず一座り。お喋りに花を咲かすことすらも出来ず、このままではお尻から根が生えると思い、どうにか立ち上がった。

駅までぼんやり歩いた。まるで二本の足は無くなってしまって地球外生命体になってしまったみたいに、ぬるぬる歩いた。本当に何もしたくない。驚いたこと帰宅するというこの行為自体もちょっと億劫に感じた。身体も疲れているが、それに輪をかけて頭が疲れていた。基本的な生命維持装置しか働いていない感じ。

駅のホームでベンチに座ることも出来ず、私は自動販売機の前に吸い寄せられていた。何かを摂取しなければ、それによって状況を変えなければ、と瀕死の野生の勘が語りかけてきた。

そして私は、「大納言しるこ」のボタンを押した。普段めったに押さないボタンだ。でも、件の野生の勘がこれだと言ったのだ。

(私がいつもAmazonのページを貼るのは、画像を見てもらうのに手っ取り早いからであって、購入をお勧めしているわけではない。缶のおしるこ2ケースはさすがに業者かおしるこフリークだろう)

野生の勘は大当たり。温かいそのおしるこを飲み干す頃には、頭の状態が明らかに変わった。怠さ重さがなくなり、ひとまず帰宅することへの前向きさを取り戻した。

そうして私は、大納言しるこのおかげで無事家に帰り着き、今このnoteを書けている。これを書き終えたら、私はもう寝ると思う。身体の電池がそろそろ切れそうなのだ。

大納言しるこにこんな効き目があるとわかった。もしもの時にはまた助けてもらおう。心強い味方を手に入れた。


いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴