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【2-1022】おばあちゃんになったら

おばあちゃんになって、ある程度何でも済んだと思えたら、京都の、嵐山とかあのへんのちょっと木とか竹とかがあるあたりで、猫を飼って過ごしたいと思っている。こういう妄想をし始めたのがいつなのか、少なくとも関西に出てきてからだと思うが、もう思い出せない。

飼うのは茶トラがいいと思っていたが、最近は黒猫も捨てがたいなと思うようになった。仕事の行き帰りに見かけることが多いからだろう。

↑これには白黒のハチワレの子のことを書いたけれど、この周辺はこの子以外の黒猫の一族みたいなのが牛耳っている。ちなみに桜耳の猫たちだ。

黒猫がいいなぁと思うの理由は、その美しい黒い毛並みなのだけれど、朝の柔らかい光に照らされたそれはチラチラと細かいきらめきで輝いている。まるで、髪の毛の柔らかい、一歳児の後頭部のようだ。愛でる気持ちが自然と湧いてくる。

嵐山で黒猫と暮らす婆さん。まるで魔女だが、できれば可愛らしい魔女になりたい。

しかしながら、他方で、この妄想の前提は「ある程度何でも済んだと思えたら」なので、そんな時が来るのかというのが、甚だ疑問である。もしかしたら、そんな未来は来ないかもしれない。何も済ますことが出来ず、ずーっと何かをやり続けているのかもしれない。それは演劇だったり、家族だったり、保育だったり、そのどれもだったりするのかもしれない。

どっちに転んでも、まあ、アリだ。楽しみ方はいくらでもあるのが、この世の豊かなところなんだろう。

いつも見守ってくださってありがとうございます! これからも表現活動、創作活動に勤しんでまいります。 要🍬 小飴