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【本との出会い42】東野圭吾「希望の糸」〜加賀恭一郎シリーズ 第11の事件は切なすぎる〜

久しぶりの紙本の小説を読みました。
東野圭吾さんの小説は、ページをめくりはじめると、もう1,2日中には完読してしまう面白さが健在でした。
特に、加賀恭一郎シリーズのストーリーの面白さと、泣ける切なさは抜群でした。

1.文庫版最新刊「希望の糸」

「希望」とは何か。ひとつの殺人事件をきっかけに、誰が何に希望を持っていたのか、誰に希望を託していたのか、という糸が複雑に絡み合い、事件の解決に従ってそれらがほどけていくという、なんとも切ないストーリーでした。

下にあるように、加賀恭一郎シリーズとしては11作目となります。

前回の「祈りの幕が下りる時」は、加賀恭一郎の親の秘密が切なすぎる展開。今回は同じ親でも従兄弟で警官の松宮の親の話になります。前作は映画化してますし、もし読んでないなら先に「祈りの・・」を読むことをおすすめします。

ネタバレは書けないので、これ以上は書きません。

2.加賀恭一郎シリーズで読んだ作品は?

私が読んだ、もしくは読んだことを記憶している作品は次のとおりです。

え・・・第7作以前は、読んでないかもしれません。

第7作の「赤い指」。たしか痴呆老人のお話だったような。これも切なかった。

そして、8作は日本橋界隈を舞台にした人間模様と犯罪、9作は水難事故で意識が戻らない子の回復を祈る親と周囲、そしてひとつの殺人。
10作は、ある親子の逃避行の中での事件、そして別離、巧妙な仕掛け、それに加賀の生い立ちが重なるというシリーズ最高傑作です。

3.きっと、映画化しますね。

前作、「祈りの幕が下りる時」は、映画化されました。松嶋菜々子と加賀恭一郎の掛け合い、引き込まれました。

そして、今回の主役は、どちらかというと、従兄弟の松宮。

他の配役、だいたい見えてきます。


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