見出し画像

小学生のアントレプレナー教育、なにする?

今日も1日おつかれさまです!


最近、地元の小学校の校長先生と話す中で、児童たちにアントレプレナー教育をお願いできれば、と話があり、あれこれ妄想しているところです。

そもそも起業家とはなんでしょう?
ChatGPTさんによると
「自ら新し事業を立ち上げる人のことを指します。0から1を生み出す人」とのこと。


では、近年学校が行おうとしているアントレプレナー(起業)教育ってなんでしょう?

アントレプレナー教育(アントレプレナーきょういく)または起業家教育(きぎょうかきょういく)とは、起業家的な精神と資質・能力を育む教育である。アントレプレナーシップ教育、起業家精神涵養教育(きぎょうかせいしんかんようきょういく)ともいう。

Wkipedia

それらを読んで、ほうほう、それってまさに、私たちが地域で公民館さんとやってる「吉田こども起業塾 夢をかなえるこどもおいも屋」のようなやつだな!と理解しました。

こどもお芋屋は、自分たちでさつまいもを栽培、販売し、最後は原価計算をして利益をこどもたちで分配。こどもたちはもらった利益(おこづかい)を、自分の好きや得意を深めたり、夢に近づくための自己投資に使って、何に使ったか報告する(ここが重要)、というもの。


これ、もう楽しくて、自分でワークブック作って、授業して、ライフワークな感覚になってます。笑

小学校では、いろんな縛りがあって、販売活動をすることはあっても、その実際のお金を扱って、「使う力」までを鍛えることはできないようです。


で、こどもお芋屋をもう4〜5年ほど?やらせていただいて最近感じるのは、もちろんどのように人を喜ばし、足元にあるもので、何を生み出し、価値にし、利益を出すことに知恵を絞るのも重要だけど、

それと同じくらい、お金を「使う力」って重要で、それって結構頭を使うことだな、それをもっと子どもたちと丁寧に向き合いたいな、と思う今日この頃です。


使う力って結構重要


というのも、こどもお芋屋をやってて、分配できるお小遣いは多い年で2,700円。
去年からは、出席回数からもらえる金額に差を少しつけて、少ない子だと1,000円前後の年もある。

で、そういう現状を前にすると大人たちは
「1,000円ぽっちで何ができるんだ…」と言う方も出てくるわけです。


いえいえいえ。
これこそ起業の真髄ですよ!!!

少ない投資でいかに大きなリターンを得るか、いかに大きな価値を生むか。


それって結構重要な視点です。
起業というのは、スタート当時はお金はないものです。もちろん資金調達して、ある程度の資金からものづくりやら、価値を生み出していきますが、スタート時に限らず、会社経営は「いかにこの投資で最大価値を生むのか」という視点がずっと重要だと感じています。


それに限らず、日々もどこに投資の重きを置くかの判断の連続です。
今は宣伝広告に予算を大きく割いた方がいいのか、いやいや商品開発のこの部分に予算を大きく割くか、それとも人に投資するか。いまあるお金をどのタイミングで、どのように効果的に使うか、何に使ったら大きいインパクトを得られるか、ずーっと意思決定の中にあります。


何に使うか。そこにいかに知恵を絞るか。
大切なそこに、今までなかったイノベーションが潜んでいる時もあります。


だからこそ、今年は「使う力」も本当は丁寧に追いたいところ。
公民館さんとのこどもお芋屋事業ではできそうだけど、小学校では実際のお金を各々が「使う」ことができないのでもどかしい…

使う力も、何回も実際にやってみて、それで何が起きたかを検証して初めて鍛えられてくものだと思うのに><


なーんて考えているときに、小学校からアントレプレナー教育のお声がけをいただきました。とてもとてもありがたいことです…。とっても先生たちも校長先生もめちゃめちゃ意欲的で、学校をこどもたちと楽しんでいるのがすごく分かるので、長女が通っているという理由以上に、大好きな学校です。


で、世間はどんなアントレプレナー教育をしてる?


では世の中はどんなアントレプレナー教育をしているのでしょう?
ChatGPTさんによると大体以下のようなものが行われているようです。

1、ビジネスアイデアのブレスト
2、商品開発、販売体験
3、起業家やビジネスリーダーの講演
4、ビジネスプランの作成
5、社会課題をどうやってビジネス的に解決するか考えるプロジェクト

なるほど…
そもそも起業とはどういうものかを「知る」機会を得たり、それっぽいものを「体験」したりするものが多いようです。


これってこどもお芋屋でやってることだな…
と同時に、これを学校でやるにしては、起業というものの芯を食ってない印象を受けました。


小手先の体験っぽい感じがしませんか?
確かに「知る」ことが一歩目かもしれませんが、それにしては勿体無い気がします。


制約の多い学校としてやるならば、もっと核みたいなものを作って、その子が将来起業してもしなくても、その起業家マインドが長き人生に渡って生かされるものでありたい。


そしてそれが、その子を生涯にわたって幸せにする骨格であり続けるものでありたい。骨格があれば、変化の多様なこの先の未来、人生において、少なからず応用できるものです。


そう思ったときにやるべきは
「優秀な子」に育てるのではなく「強運な子」に育てる方向だな、と感じました。


起業家の思考は、行動は、どうあるのか。
成功者の共通点はなんなのか?それはどのように身につけることができるのか?(人間はどんな人も、いつからでも、何歳でも、性格も能力も伸ばすことができる!と最近の研究で証明されてますよ!)

それらを、最新の脳や心理学、科学などの最新の研究をもとに、骨格を作っていく。こどもたちと一緒に、世の中の常識をひっくり返してくのも面白そう。


最近、「強運な子に育てる」というワードが好きで、よく使ってます。


さて、強運な子ってどういう意味でしょうか?
その話は続編ということで、明日に回そうと思います!


明日も素敵な1日にしましょう!

ここから先は

0字

■この船の行き先 行き先は、心動く世界です。 学生時代の難民支援、中越地震の復興支援、そして卒業…

メンバー

¥500 / 月

サポートメンバー

¥980 / 月

パトロンメンバー

¥3,500 / 月

いただいたサポートは、里山農業からの新しいチャレンジやワクワクするものづくりに投資して、言葉にしてnoteで届けてまいります!よろしくお願いします。