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体系化の参考になる、いい本があった / アントレ教育の集大成を考える

ここにきて疲れがどっときたのか、今日はなかなか体が動きませんでした…
みなさんお元気ですか。
私はギリギリのところで足の指で踏ん張ってるみたいな状態です。

こちらはstand.fm(spotifyでも聴けるようになりました!)の配信をもとに作成したものです。ぜひ音声配信もあわせてお楽しみください✨


今日は「体系化するとは、こういうことか!」という発見があったので、その話したいと思います。

アントレ教育の集大成に、フォーマットを作る

先週末、娘が通っている吉田小学校の150周年式典がありました。

全校生徒26名なんですが、とっても素晴らしい会でした!!
オープニングアクトとしてのあすなろ太鼓の演奏から始まり、保護者と生徒による呼びかけ、そして全校生徒の歌。
 
あの空気感、体育館に広がる声の響き、どれをとっても素敵なオーラで溢れていました。

こどもたちの声ひとつひとつに、この場で重ねられてきた150年という、丁寧に積み重ねられた歴史みたいなものをダイレクトに感じました。


今回飲み会系はずっとパスしてきたんですが、珍しく(いや、せっかくなので!という気持ちで)祝賀会まで参加させていただきました。

吉田小学校では、私は今年からアントレプレナーシップ教育の企画とかお手伝い、授業をさせていただいてて(新潟県で6校しか今認定されていないアントレナーシップ教育実践校)今年から色々計画し、始まったんですが、それがすごーく面白くて。


私自身も今まで実践しながら学んできた、おぼろげながらの起業のノウハウみたいなものを体系化できるきっかけになりましたし、その過程で「教育」についての勉強もたくさんすることができました。


その中で、やはり学校の難しさを感じた部分は「先生が定期的に変わる」「校長が1〜3年おきに変わる」という部分なのかな、と感じました。


特に校長先生というのは、その学校の経営者でもあると思うので、1〜3年程度でころころ変わるっていうのは、結構難しいことだな〜〜と思うんですが、とはいえ変わらないものはあります。

その学校がある「地域」は変わりません。

だからこそ、やはり鍵は「地域と学校の共同」だと思うんです。で、そこでアントレプレナーシップ教育をやる中で、「ひと」が変わっていったとしても、ノウハウやその実践しながらアプデしていくフォーマットが続くための、冊子みたいなものを作ろう!(しかも、地域と学校がつながる仕組みが盛り込まれたもの)という話は当初からしました。

 
で、今回思ったのが完全思いつきですが、それを「吉田モデル」っていう名称にして作ってみたらどうかなーと改めて思いました。

ソフトを残す。ノウハウを残す。

前段で全校生徒26名て話しましたが、例に漏れずこの吉田小学校も統廃合の検討対象になっています。150年続いた学校ですが、でもたとえ時代の変化によって、この先存続しても、あるいはしなくなったとしても、「吉田モデル」として、そのソウルや積み重なってきたものがモデルとしてどこかの学校、どこかの場所、どこかの地域で残るならば、その学校が積み重ねてきたものって生き続けていることになるんだな、と思ったんです。


実態という学校、ハードがなくてもそのソフトがしっかり残ってる。だって「ソフト」がひとを育んできているんだと思うし、そういうの作るのが、最後のアントレプレナーシップの集大成なんじゃないかなと。


じゃあモデルを作る、体系化するってどういうことか?と考えた時に、今ちょうど弊社で1on1をしてて、試行錯誤しながら勉強してるんですが、

今ちょうど読んでる「1on1大全」というのが、本っ当にわかりやすくて素晴らしくて、これめっちゃ買って配りたいわ!!!て思ってる良書があるんです。


私がそう感じるポイントってどこにあるかというと、この本は徹底的に「散らばっているものが体系化され、目に見える化され、随所で図になっている」っていうことろにあると思いました。


それがまた秀逸なんです。

なるほど、体系化ってメタ認知を促すものね〜

例えば1on1でよく言われるのが「何話したらいいか分からん!」てやつなんですが、これに関しては「すり合わせ9ボックス」というのが提示されていて、

縦軸に組織レベル、個人レベル、業務レベルで、横軸に過去、現在、未来とあって、3×3で9個の項目があるんですが、今自分たちはどこについて話しているのかっていうのが見える化されてるので、すごくお互いにとってわかりやすく、散らばりやすい話の現在地を掴みやすい最高ツールです。

 
もう1つ、じゃあ、上司が部下に対するコミュニケーションも7つあるよね、というので、対話支援型コミュニケーションから、指示解決型のコミュニケーションまでの横軸の中に、7つのコミュニケーションの種類があるよね、と「コーチング」、「フィードバック」、「相談」「アイディア」、「情報交換」、「アドバイス」、「ティーチング」と7つ分かれてて、今、自分はどのコミュニケーションをとってているか認識できるツールもあった。

どれを使うかは、コミュニケーションの内容によって使い分けてくんだけど、これも、自分の現在地や何を使ってどうコミュニケーションをとっているかを自覚的に活用できる、すごくいいツールでした!


これ、どれもキーになってるのはメタ認知なんですよね!

自律型において重要なメタ認知

 これがやっぱ重要で、アントレ教育をやるときにいろんな教育の本を読んだんですが「自分で考え行動する」子を育てる、というのは、1on1の目的である「自律型部下を育てる」というのとおんなじで、同〜〜〜じことを、教育と会社でやってることに気づきました。

だからこそ、学校においても、この会社における1on1の手法をすごく適用できると思ったし、自律型に持ってくにあたり重視されてるのは、両方ともメタ認知。

徹底的にメタ認知を育てていく。そのメタ認知を助けるツールとして、体系化して図にされた、自分の現在地を理解することができるものを用意する。

「1on1大全」は、
「体系化をこういう風にすればいいのか〜」 を理解するのに、すごくよかったですし、これならできそうだな!みたいな、とっかかりをつかめたことが私にとって大きな収穫でした。


もうね、今年も残りわずかとなったので、やばいっす。
そろそろ取り掛からねば、と思ってます。。。
完成したら報告します!!!

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かなやん(佐藤可奈子)
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