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農家こそ自由であれ!主導権を持って自分をフル活用してると自由を感じる

先日、栽培指導を定期的にいただいている静岡大の先生と、生産チームでの質問会を開催しました。

夜の時間だったので、ごはんを食べながら

ごはんを食べながら、ものごとを前に進めてチームがパワーアップする会議をすることと、私たちは勝手に「パワーランチ」とか「パワーディナー」てな感じで呼んでるのですが、まさにこの日はパワーディナーでした!


このパワーディナーの素晴らしさも、のちほど語りたいのですが、今日はその前段で起きた話を少ししたいと思います。


先生やみんなが来るまでに「われこそ一番乗りだ!」と勇んで会場に行くと、先着が一名。生産者の男性の方でした。とっても美人な生産者しーちゃんの、旦那様。

サーファー農家さんです。日に焼けて、一緒にいると湘南の音楽が聞こえてきそうな(どんな音楽や)ご夫婦で、そこにいるだけでパッと場が明るくなるようなお二人です。


そんな旦那様が開口一番「おお!」

会った瞬間「いいねぇ、髪色いいねぇ!」と褒めてくれました。

そうです、わたくし、今年の目標、金髪ショートを実現したばかりでした。
小中学生の頃、全盛期まっただなかのあゆ(浜崎あゆみ)に憧れていた私は、25年越しで夢を叶えました😂

毎年シーズンインする時に皆でやる目標ワーク

自分の日々のテンションを上げるための自己満なので、似合うかどうかはさて置いて、金髪となると言わずもがな目立つもので、「やべ、これ、ちゃんとしてないとただのギャルやん」

と今更気づく。
いや、ギャルっつー年齢でも見た目でも、もはやないのですが、やはりどこ行くにも多少緊張するものである。今週はそういえば農協の役員会議があったな。おえ、大丈夫かしら…
ヘラヘラしてる感じに見えんかしら?


なーんて、なぜか無意識に「ちゃんとしてなきゃ」感を抱いてしまっているわけですが、そんなさなかの会話でした。


その生産者さんは言いました。
「いやいや、農家はやっぱこうじゃなくちゃよね。誰に雇われてるわけでもないし、どんな姿でもいい、ありたい姿でもっと自由に農業って楽しめるんだよっての、こうやって示さないとね!」

みたいな話をしてくれました。
そしてもう一度、「めっちゃいい。どんどんやろう」と言ってくれました。

正直、嬉しかったです。
そして、思い出しました。


私は、自由でありたい。
いろんな自分を試して、いろんな自分を楽しんで、駆け抜けたい。


意思決定において、自分に主導権があると、自分自身を生きれてる気がする


そもそも定時で働くとか、人から言われたことをやるとかが苦手なので、就職する、という選択肢が学生時代の当時、ほぼありませんでした。


農業は自由です。
正確には作物と気象に合わせて、作物の生育に合わせて手を打っていくので、自由でもなんでもないのですが、自分の頭で考えて、自分の意思で実行して、そしてまた出てきた作物からのフィードバックを受けて、また手を打っていく。

自分の意思決定において、自由なのです。
誰からの指示もない。
そこにあるのは、自分と作物の対話だけです。
狭い対話世界です。


だから、作物はこちらが何者でも構いやしません。
金髪だろうが、どんな服を着ていようが、どんな過去があろうが、私がどんな社会不適合的な人間であったって、その作物と正しく向き合っている限り、返ってくる返事や結果は同じです。


作物は、気象や環境、土壌変化という地球状況と、私たちの「具体的に実行された行動」しか見てません。
やるかやらないか、だけの世界なので、そういう意味で農家は自由です。


面白い世界ですよね。


やるか、やらないか。
どう行動していくか。
作物の反応を見てどうするか、決められなならどこから情報を仕入れるか、どういう手を打ってくか、どう届けていくか、意思決定において主導権が自分にあるのは「自分自身を生きている」感覚が生まれます。


自分自身を生きてるって、自分の脳みそをフル回転してる感覚でもあるかもね。ぼーっと言われたことを無思考にやって、自分でどうするか考えなかったり、次自分が何をやるか、どうやったらいいか、どうしたらもっと良くなるか考えず、ぼーっと待ってたりとは真逆で、


農業って一見、体力仕事に見えるけど実は、かなり脳みそフル回転する仕事でもあるなぁと思います。


自由でありたい。
その思いは、自分を自分の主導権でフル活用したい!みたいなことかもしれないなぁと思った一件でした。


さてさて、今日も素敵な一日になりますように!


いただいたサポートは、里山農業からの新しいチャレンジやワクワクするものづくりに投資して、言葉にしてnoteで届けてまいります!よろしくお願いします。