見出し画像

ゆらり旅ログ*福井県福井市

2024年8月上旬、福井県福井市に行ってきました。

福井県北部に位置し、県庁所在地である福井市。
戦国時代の武将、柴田勝家の時代から城下町として栄え、江戸時代には石高68万石の大城下町となりました。

県内では最も人口が多く、約34%を占めます。
2024年3月には北陸新幹線が敦賀まで延伸。都心とのアクセスがよくなり、駅前にはアパの高層ホテルも建設されました。

観光名所を聞いても、今は誰も柴田勝家のことなんか思い出さずに新幹線で頭がいっぱい、みたいな感じでした。

青、ゴールド、白の配色につり目の北陸新幹線。
最終的には小松、京都を通って新大阪まで行くようですが、いつになるかは全然未定。

また福井県は日本最大の恐竜化石が発掘されている「恐竜王国」。
フクイサウルス・テトリエンシス、フクイベナートル・パラドクサスなど、日本で見つかった新種の恐竜11種のうち6種類が福井県で発見されているそうです。

駅の壁に描かれた恐竜アート
駅前の広場には立体の恐竜が。こいつ……動くぞ?


トリックアートや模型、骨見本などのオブジェがひしめいていて、もう駅前は、恐竜展覧会なのか駅なのかよく分からない状態でした。

ばりん。壁を突き破って出てくるトリケラトプス系恐竜。

そこらの恐竜展に行かなくても福井駅でいいんじゃないかレベルです。通称「恐竜駅」。

人工芝の上にカラフルなお子様恐竜オブジェが3体。オギャー。
恐竜の卵の殻が割れていて、イスとして中に座れるオブジェ。
夏は拷問ですね。

福井市と言えば柴田勝家ってことで、柴田勝家が建てた福井城。今は本丸がなくなっちゃってますが、代わりに福井県庁が建ってます。

天守閣の上に本庁が建ってるのかと思い、興奮してましたが、石垣の上でした。

資本主義感たっぷりの柴田神社。
お市の方が柴田勝家にとついざさいに住んでいたところだそうです。
めっちゃ昭和な商店街の中にいきなりあります。

美モテ祈願所というピンクの旗とお市の方らの銅像。
福井市銅像多くないですか?
嫁はお市の方、娘たちは茶々、初、江。


周辺の昭和ノスタルジックな町並みが雰囲気よき


割と駅前にある足羽山には、遊具だの福井市自然史博物館だの盛りだくさんでした。

趣深い継体天皇像。福井で育った天皇だそうです。なんで?

市内を南北に分ける九頭竜川。
その南側である森田地区は、土地区画整理事業によって子育て世代を中心に人口流入が続いているそうです。一方の北側は老老介護が多く、川を境にまったく環境が異なるとのこと。

手前が北川、奥が南側。

九頭竜川と日野川が合流するあたりに、大安禅寺があります。
本堂は改修中だったので、千畳敷へ。
ひたすら階段を上っていたら、お墓参りをしていた男性が「左の道は遠回りだよ。右のほうが急勾配だけど近いよ」と教えてくれたので、素直に従いました。
急勾配ってかほぼ道なき道で、まったくもって写真撮る余裕もありませんでした。地元民の「近道」には要注意です。

畳の千畳ではなく、タイルの千畳でした。
左右に墓碑がそびえていて、圧巻です。
とりあえず苦労が報われる気がします。

市の中心部から10kmほど南東に下ると、一乗谷朝倉氏遺跡があります。500年ほど前、戦国大名の朝倉氏が100年にわたり支配した城下町です。

武家屋敷が再現されてるんですが、家に入ると生活感溢れる人形がいて、入って来ただいたいの人が叫び声を上げています

1967年から発掘調査が始まり、武家屋敷を始め町並みがほぼ完全な姿で発掘された、日本唯一の遺跡とのこと。

土壁の各戸建は庭付きです。庭には井戸や小屋がしつらえてあります。

一乗谷朝倉氏遺跡は、マンホールカードとドラクエウォークのお土産が置いてあって、取らなきゃいけないものがいっぱい。

遺跡の奥には一乗滝が。
男子たちが奇声を上げながら滝行してました。

滝壺に群がる人々。
水は驚くほど冷たく、「これは奇声が出るわ」と思いました。
滝の入口には、剣を構えた佐々木小次郎像。
同行者によると「負けた方だろ?」


帰ってからドラクエウォークの城スタンプが一乗谷朝倉氏遺跡にあったことに気づいて悶絶しています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?