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マイケル・ジャクソン愛が深すぎて、世界中のトリビュートショーを観に行ってます(2024/04/04加筆)

2009年6月にマイケル・ジャクソンが亡くなってからすでに10年超。生前はいろいろ叩かれていたけれど、世界中でマイケルのショーが開催されています。やっぱりみんなに愛されてたんだ……!

マイケルのヒットソングならだいたいソラで歌えるくらいはマイケル好きなので、世界中のマイケル・ショーを鑑賞してます。その感想をまとめていきます。
基本的に「マイケルと一緒に歌う」が目当てなので、マイケル役がいない・熱唱できないショーはちょっと評価が厳しめです。

評価項目の意味:
マイケル度 演者がどれくらいマイケルに似ているか
熱唱度   観客がどれだけ熱狂して歌えるか
ゴージャス 舞台がどれだけ豪華か
必須語学力 舞台を楽しむのに必要な語学力(=MCの量)


MJ the Musical

マイケル度 ★★★★★
熱唱度   ★★★★☆
ゴージャス ★★★☆☆
必須語学力 ★★★★★
撮影:不可
鑑賞日:2024年3月24日
鑑賞した場所:コスタ・メサ

マイケル公式サイトで発見し、急遽予定を変更して見に行きました。
マイケルの歌をストーリーに合わせて取り入れる『マンマ・ミーア!』方式で、すごくよくできてます。
ただし英語がほとんど聴き取れず……。

舞台は、「デンジャラス・ツアー」の練習から始まり(たぶん)ます。
幼少期からの回想シーンを交えながら話が進んでいきますが、マイケルは外見にバージョンがあるので、舞台に2人マイケルがいても、バージョンでいつのマイケルかが分かりやすい。
お父さんからのDVや、新しいことへのチャレンジに対する周囲の不理解、それからネバーランドでの子どもたちへの性的虐待など、さまざまなトラブルがマイケルを悩ませていきます。
その都度、お母さんがマイケルを慰めながら「I'll be there」(一緒にいて守ってあげる)とか、「Wanna Be Startin’ Somethin’」(なにか始めたいんだ)とか、歌詞がストーリーにリンクしてます。

なにやらネバーランドの話してるな、と思ってたんだけど、まさか性虐待の話になってるとは思わず、「何をそんなに悩んでるんだ……」と思ってました。

会場近隣に住む人たちは全員ってレベルでみんな観に行っててたので、軽く説明してもらいました。それによると、父親から受けた虐待のせいでマイケルの認知が歪んでいたため、起こしてしまった、という解釈らしい。

マイケル役は、歌声はほどほどだけど、喋り方がそっくりで、第一声で笑い声が起きたほど(もしかしたらなんかジョークを言ってたのかもしれんが)。基本はシリアスだけど、ところどころ笑いが起きてて(聴き取れてない)、すごく楽しめそうです。
ダンサーたちは踊りもダンスもべらぼうにうまかった。

ただし開演前に「踊るの禁止」「歌うの禁止」「スマホ禁止」と厳しく言われます。ラストは短いショーになるので、そこでスタンディングで熱唱できます。
もう一回観に行きたいな。


MJ THE MUSICLのフォトスペース。つま先立ちするマイケルがデザインされてる。
客席の通路で「Phone-Free Zone」という札を掲げるスタッフ女性。 これがなぜ「スマホ禁止」の意味になるのか……。特別に使っていいのかと一瞬勘違いしてしまった。

MJ The Evolution

マイケル度 ★★★★☆
熱唱度   ★★★★☆
ゴージャス ★★☆☆☆
必須語学力 ★☆☆☆☆
撮影:可能
鑑賞日:2022年3月21日
鑑賞した場所:ラスベガス

時系列に歌っていくの珍しいなと思っていたら、なんとマイケルの形態ごとに役者が変わります。子ども時代、黒人時代、最終形態の3名。そのためジャクソン5や初期マイケルの歌も多め。子役はめっちゃかわいい、黒人時代はなんか腹が出てるけど、最終形態マイケルはダンスも上手で美形でした! 美しい! 彼はもとディズニーランドのキャストらしいw

BAD以降は順不同、曲が始まる前にイメージ映像が流れるので、「あ、Heal The Worldかな」とか想像するのも楽しい。

入場時は先に入れてもらえるし、「一番いい席よ」とか言ってソファーだし、終演後に「写真を撮りましょう」とか言われて出待ちさせられ、演者さんたちと一緒に写真撮らせてもらえるし、とんでもなく好待遇でした。
2023年に東京と横浜に来日予定だとか。「宣伝してくれ」ってことですね。

マイケル役3人勢揃いのラスト


Michael Jackson ONE by Cirque du Soleil

マイケル度 ★☆☆☆☆
熱唱度   ★☆☆☆☆
ゴージャス ★★★★★
必須語学力 ★☆☆☆☆
撮影:不可
鑑賞日:2022年3月20日
鑑賞した場所:ラスベガス

シルク・ドゥ・ソレイユがなぜマイケル……?と思って行ったんだけど、シルク・ドゥ・ソレイユとマイケルだった。
「Man in the mirror」で、ダンサーたちがマイケルの3D映像と一緒に踊ってたのがよかった。「Remember The Time」のMVみたいにサラサラと光の粒になって解けて別の場所へ移動するマイケル。なんなら全曲これでよかった……!
ギターはオリアンティがソロです。
採用されている曲は、スマッシュヒットだけではなく、割と晩年の曲もあって、全曲わからない人も多そう。
舞台上の大きなスクリーンに、マイケルのリアル映像が写るたびにそっちを見てしまって、パフォーマンスはかなり見逃しました。
ショーとしてはものすごく凝っていて、とにかくゴージャス。マイケルの軽いファンだと知らない曲が多そうなので難しいんだけど、派手な舞台装置とかシルク・ドゥ・ソレイユのパフォーマンスが好き、という人向け。曲はかなりアレンジされていて、歌おうと思うとアレンジかかって空振り、みたいなことがよくあった。ショーとしてものすごく凝っているけれど、「マイケルに会えた」という感じはなし。ただしおみやげコーナーは充実してて、Thrillerのスタジャンには興奮しました。

開幕前の舞台


MJ LIVE

マイケル度 ★★★☆☆
熱唱度   ★★★★★
ゴージャス ★★☆☆☆
必須語学力 ★★★★☆
撮影:可能
鑑賞日:2022年3月19日
鑑賞した場所:ラスベガス

もっともイケメンでセクシーで、若干マイケルを揶揄っててチャーミングで、最高に魅力的なマイケルでした。地声はまったくマイケルとは別物みたいだけど似せて喋っていて、歌声もそこそこ似てます。
トークがとにかく面白い。舞台最前席のボックスシートのカップルに声をかけるようなので、夫婦で行くなら奮発してもいいかも。ずーっといじってくれて楽しそうです。席は各エリアごとに早い者勝ちなので、早めに行った方がよい。
各曲ショートバージョンで、歌ってると若干空振りがあるけど、有名曲ばかりピックされてるのでかなり楽しめるはず。個人的には「Another Part Of Me」(『キャプテンEO』の主題歌)をガッツリ歌ってくれてむちゃくちゃ興奮しました。「Dirty Diana」や「The way You Make Me Feel」といった女の子が絡む曲をピックしていて、そのたびにセクシーマイケルがちょっかい出してて面白い。自分の股間を揉んだり、腰や足を痛がったり、ジャクソン5の時はモジャモジャカツラをかぶってきたり、とにかくエンタメ。絶対リピしたいし、なんなら帰る前にもう一度行ってもいい。

唯一の不満は、「マイケルはこんなにセクシーじゃないぞ!」くらいかな


THRILLER Live

https://www.thrillerlive.com/

マイケル度 ★☆☆☆☆
熱唱度   ★★☆☆☆
ゴージャス ★★☆☆☆
必須語学力 ★★★☆☆
撮影:忘れた(撮ってないから不可かも)
鑑賞日:2019年6月25日
鑑賞した場所:ロンドン

THRILLER Liveの看板

僕たちはマイケルが好きなんだ、ラーララ〜♬ みたいな感じ。特にマイケル役はいなくて、特にモノマネするでもなく、いろんな人が歌ってます。
観てから時間が経ってるのもあるけど、ちょっと記憶に薄い。

History show

マイケル度 ★★★★☆
熱唱度   ★★★★★
ゴージャス ★★☆☆☆
必須語学力 ★☆☆☆☆
撮影:可能
鑑賞日:2017年12月27日
鑑賞した場所:ゴールドコースト

マイケル度がハンパなく高かった。若干小太りなマイケルが登場したときは吹いたけど、どこで写真を撮っても完璧にマイケルでした。メイクやテープで安価な整形してマイケル顔になってるし。ダンスのキレはよくないけど、周囲のダンサーは一流で(確かオーストラリアのトップダンサーと言ってた気がする)、上手くフォローしてました。
観に行った会場は移動可能だったので離席してステージにかぶりついて熱唱してたら、「Bad」のサビ「And the whole world has to answer right now just to tell you once again」でマイクを向けられて興奮しました。
観客をひとり舞台に上げて、マイケルと抱擁する例のヤツもやってくれます。舞台に上げられた女性が、安価整形のマイケルと抱擁したあと「私はこのあとどうすればいいの!」って叫んでて面白かった。
ギターは若干小デブだけどスラッシュ。
喋り方も歌声も、とにかくマイケル。マイケル愛が最も深いステージ。

(偽)マイケルと(偽)スラッシュ


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