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あなたの眉は美しいか

あなたの眉は美しいか。手元にあるスマホで撮ってSNSに掲載できる状態か。
私はそんな行為を強いられたら、10年続けたSNSアカウントを閉じてしまいたくなるくらい熱帯雨林な眉だった。数年前まで(つまり20代後半も前髪で誤魔化していた)何なん、みんな何で眉毛が美しいの、どんだけ器用なん、謎。

もがいた10年

決して芋女に甘んじていたわけではない。いや、芋女だったけど。
一通りやるべきことはやったのだ。10代後半からPanasonicのフェリエ、眉毛用カット、毛抜きも揃えていた。何で、ここまで道具を揃えて努力しても熱帯雨林のままなんだ。本人なりに必死だった。でも、美しくない。全く美しくない。なんとなくアイブロウで誤魔化す10年。いつもボヤける眉尻。

アイブロウスタンプも何度か買ってみた。迷走。

自分で形を整えるのは諦めて、眉のテンプレートも買ってみた。そして買ってから、気づいた。そもそも私は、綺麗に抜いたり切ったりするのが下手なのだ。形の問題だけじゃなかった。気付くのが遅い。

諦めてプロに頼ったが

迷走の末に学んだ私は、プロに頼ることにした。当時は、顔の産毛を取り除くことに執念を燃やしていたので、顔WAX脱毛を売りにしているところで眉も整えてもらった。ただ、何かが違う。眉尻はモサモサしなくなったけれど、眉毛の長さが不揃い。
その後、ケセランパサランのアイブロウデザインに通う時期が続いた。その頃にようやく、初めて自信が持てる眉が生まれた。初めまして美しい眉毛。
ただ、ケセランパサランの眉デザインはシェーバーと毛抜きで手入れしてもらうので、2週間後には熱帯雨林眉になってくるのが悩みだった。私の眉の上ではスコールでも降ってるのか、すぐに活き活きと黒々とした毛が生えてくる。2週間しか持たない眉はキツい。2週間後には自信が持てない眉に戻ってしまうなんて、シンデレラか。

最適解は眉ワックスだった

10年前の自分に出会ったら「早く眉ワックスしてくれる店に行ってきなさい」と迷わずアドバイスする。ホットペッパーで口コミを調べて眉ワックス脱毛のお店に飛び込んだのが、数年前。そこから、私は人から「垢抜けた」と言われるようになった。そう、芋女化を助長させていたのは眉だった。なんとなく気づいていたけど。

今通っている店は、2ヶ月以上前に予約しておかないといけない人気店。3週間に1度定期的に通っており、毎回2回先まで予約させてくれる。担当も同じ方。何も言わないで美しい眉がある幸せ。アイブロウが少し適当でも美しい。
額のボトックスとの合わせ技もあって「美人」と言われる事が増えた。可愛いは言われても美人と言われることのない人生だった。そうか、美人は細部にも宿るのか。さっさと諦めてプロに頼るべきだった(しかし、脱毛・まつ毛パーマ、眉ワックスと、幾ら毛に投資してきたんだ。恐ろしくて考えられない)。不器用は諦めが肝心。わたしの眉は、ようやく美しくなった。

追伸:私の眉は剛毛なので、今のところ眉毛アートはしないつもり。ワックスの影響と流行り眉の変化についていけなくなるぐらい薄くなってから眉毛アートをしようと思っている。


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