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PHAZEリカレント「異文化での探究物語」の講話をきいて

#PHAZEリカレント  先人からの講話シャワー
水曜日のPHAZEリカレントは、第一線で御活躍されてきた先人から講話をいただく日です。

今日は、荒瀬秀夫さまより「異文化での探求物語~ビジネス・楽しみ・人生~」をテーマにお話ししただきました。まず最初の印象は、海外駐在歴20年 欧米亜など6か国、計80か国などへ滞在され「仕事の私、遊びの私」として公私ともにとてもご活躍された人生を歩まれてきた方だと感銘を受けました。

仕事では、深く戦略を練り考えつつ、欧州、アジア、中南米など様々な国や地域で、勢いよく新規事業を展開された様子や、様々な国の方々との異文化コミュニケーションの方策はとても学びになりました。またプライベートの遊びの部分では、その土地土地の文化や歴史の中で楽しまれつつ、美食家の様子も伝わってきました。

そして、10年に一度は、どこかで学びを続けていらっしゃり、
いまもまた、このPHAZEリカレントの学びの場で精進されている姿に感銘を受けました。まさに学ぶ努力なくして前進なしを実践されたかのようです。

お話は以下のストーリーで1時間弱でした、

「1)新規分野挑戦の挫折」
「2)火中の栗事件」
「3)価値観の衝突」
「4)歴史の裏側を知る」
「5)資本主義の光と影」
「6)日本企業グローバル化のヒント」
「7)人生の振り返り、そしてこれから」

長く海外畑で経験を積まれてきた中で、新しい事業を10本したら7本は失敗したと、「失敗がスタートライン」「Change(変化)はChance(良い機会)」などのメッセージから試行錯誤の連続、艱難辛苦の中からの見出された喜びが伺えました。

また「価値観の衝突」として欧米的なローコンテクストとして明示すること、日本でのハイコンテクストとして以心伝心のように場の空気や人間関係の構築の上で伝える技術を使いわけられており、その土地土地でのコミュニケーションとチームビルディングの方法もとても参考になりました。

そして「歴史の裏側を知る」「資本主義の光と影」として、国際社会を歩まれたからこそ見えた側面にも深く学ばれている様子も共感できました。
特に、中南米で勤務されてきた中で、中南米への侵略の歴史や、ブラジル日系社会の様子など、生真面目な日本人と違い、明るく陽気なラテンの人々の文化慣習の中で深く学ばれた様子も伝わりました。それは、わたし自身の第二言語がスペイン語でカリブや中南米での仕事を通じて得たことと重なるようでした。

また世界の資本主義の光と影については、特に新興国や開発途上国などの圧倒的な貧富の格差などの体験には、国際協力を仕事とする身には共感する部分がたくさんありました。

最後に長年のご経験から、「6)日本企業グローバル化のヒント」として①外部の力のコンサルタントを当てにしない②リスク回避アプローチばかり③環境変化に柔軟に対応するなど、いまの閉塞的で先行きのみえない日本企業にはとても耳の痛いお言葉ですが、加速化するグローバリゼーションの中では荒瀬さまのご経験と叡智は、日本の未来の一助になるお話だと思います。

最後に「7)人生の振り返り、そしてこれから」として、長年の海外勤務を通じて、異文化の中での探求心と遊びからも新しい刺激を受け、いつも前向きに取り組まれており、私生活ともに満喫されとても素敵な人生を歩まれていると感じました。

そして、所々に散りばめられて素敵なキャッチフレーズが心打つ言葉ばかりでした。

普段、なかなか出会うこともない各分野の先人たちの、ライフワークを交えたお話はとても刺激的かつ貴重な時間です。お話しありがとうございました。

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#仕事と遊び
#水曜日
#先人からの講話シャワー
#PHAZEリカレント


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