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神道文化学部のすすめ【神社実習編】

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神社実習は、御神域での合宿であり、実習という名の修行だった— その体験談を通して、神社の向こう側にある世界の一部をご紹介します。助勤(アルバイト)の話もあり。
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#瞑想

神様の前で瞑想して感じたこと|明治神宮で禊(みそぎ)の日々 4

明治神宮での3泊4日にわたる実習の1日目。初めての禊行を終え、夜の神拝行事に臨む私(第3回) 先導役の道彦(みちひこ)を先頭に、実習生が続いて参進(さんしん)する。これから御神前に向かうのだ。 夜の参進参拝者のいない夜の明治神宮。神聖な空気に満ちた参道に、玉砂利の音が響く。 だが、40余名を数える実習生の足音はバラバラで、注意を受ける。参進の際、全員の心を一つにして足並みを揃えることは、大切な心得なのだ。 皆と歩を合わせようと懸命になっているうちに、ついに拝殿を正面に