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【創業2年で売上100億円!】Casperに学ぶSNSマーケティング戦略

今回ご紹介するのは、マットレスのD2CブランドCasperのデジタル戦略です。
 
2014年にアメリカで5名の創業者によってスタートしたCasperは、世界で4兆円規模ともいわれるマットレス市場に参入します。
 
当時投資家にはマットレスをECで買う人はいないと揶揄されていた中、破竹の成長を遂げて現在では世界8か国に100万人以上の顧客を抱えるまでに成長しました。

時価総額も10億ドルを超えるユニコーン企業となっています。

それまでマットレスを買う消費者にとっては

・だだっ広い店舗に行ってセールスの言う前に購入させられる。

・サイズや種類があり過ぎて何を選べば良いのかわからない。

・大きいので持ち帰るのが大変、配送料が高い

という課題感がありました。

同社は、このような既存マットレス業界の煩わしい体験を根底から覆し、ユーザーに新しい価値を提供することで新たなブランド体験を消費者に届けます。

以下が同社の戦略です。

・100日間の無料トライアル
・顧客が持ち運びやすい自社開発の包装箱などを作ることで高額な配送費をカット
・睡眠に関する役立つ情報を届ける雑誌「WOOLY」を発刊する
・睡眠管理アプリや周辺機器まで開発
・実店舗で25ドル払えば45分の仮眠して商品を試せる(マットレス、シーツ、枕、ブランケット、スリープマスク)           

などマットレス企業の領域に収まらない戦略を展開します。

あくまで商品の機能的価値ではなく、体験価値を重視していてまさにD2Cの鏡です。
 
ここまで急成長を遂げている同社ですが、力を入れた戦略は2つだと強調しています。

・ソーシャルを活用した戦略

・徹底的なまでのSEO対策 


今回は主にソーシャル(Instagram)の部分で同社が力を入れている施策について各要点を私なりにまとめてみました。

◾️Casper公式アカウント

https://instagram.com/casper?igshid=nbtvyl8rbqfu

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同社のインスタアカウントのフォロワー数は16.1万人です。

ショッピング連携をし、ブランドの世界観がクリエイティブに表現されています。

大事なポイントを機能別に見ていきましょう。


■NapOnDemand

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Nap On Demandは、ユーザーの顔を認識し、自動的に加工を催すInstagram内の新機能です。

この機能を活用して自撮りをすると
Instagramが顔を認識してアイマスクと布団をかけてくれます。

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同機能を活用し、店内で撮影する事でプレゼントがもらえるキャンペーン企画などを行うメーカーは多いです。
 
このような遊び心から生まれるユーザーによるUGC(ユーザーが生み出すコンテンツ)創出により、自然発生的にブランドの認知に繋がるのが機能の良いところです。

■ストーリーズ/ハイライト

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ストーリーズ/ハイライトでは、周辺グッズの商品情報や実店舗の特徴、後述するIGTVなどの発信を目的としています。

商品の魅力や使い方について動画で細かく伝えている↓↓

https://www.instagram.com/s/aGlnaGxpZ2h0OjE3OTYzNTAxMjU3MjE0MjAx?igshid=1cb90zqic3bby&story_media_id=1967629790330237413

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 Sleep TVの紹介をしている↓↓

https://www.instagram.com/s/aGlnaGxpZ2h0OjE3ODQ2NTIxNDg5NDA3MTA2?igshid=1vsgkg1w54g7q&story_media_id=2019426777647419080

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ハイライト/ストーリーズによってこのようにタッチポイントを作り出しているところがさすがです。

■IGTV

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https://www.instagram.com/tv/BzHSUPQj5PU/?igshid=lps2g8vfmwjw

↑上のURLをクリックすれば見れます↑

IGTVとは、1分〜60分までの動画をInstagram内に投稿できる機能です。

同社は、IGTVで睡眠導入の音楽を流す「Casper Sleep Channel」を配信しています。

心地よいスピーカーの声や波川のせせらぎなどの自然音を流すことで、ユーザーがベッド上で心地良い睡眠が可能になるという内容にこだわったチャンネルです。

どこまでも睡眠にこだわる同社だからこそのコンテンツと言えます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

同社のフィロソフィーは

心地よい睡眠から生まれる価値をCasperを通じて分かち合うことでそれを共有したい人が集まるようなコミュニティの醸成

です。

まさにこの理念をデジタルとアナログの両面で体現しているのが見てとれますね。
 
最後までご覧いただきありがとうございました!!

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