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根來声楽教室レッスン日記2023年12月③〔高校一年女子〕

私の覚書としての投稿です。個人を特定されないように書いています。
内容は、あくまで私自身のレッスン内容覚書ですのでご容赦下さい。
このnoteはレッスンや音楽に関する投稿ですが、普段のおしゃべり的な投稿は下記 アメブロをご訪問下さい!


今日の高校一年女子は、小学生の時、地元のミュージカル劇団で舞台に立っていたAさん。中学の時、東京に出て来ました。
事務所から「基本をしっかり教えて欲しい」ということでお預かりし、コールユーブンゲンやコンコーネを指導して欲しい、との要望なので、発声を中心に、教材はこの2つを使って指導します。

まず、今ルーティーンで行っている
1.「舌(ベロ)」のストレッチ
2. 口輪筋と頬のストレッチ
3. 腹筋を使った呼吸トレーニング
を行う(文字にすると訳わからないですね(^^;)
これも結局、姿勢が重要。身体を正しく使える状態じゃないと上手く出来ません。

その後は、コールユーブンゲン。今日はNo.30 の e と f  
どんどん進めるべきなのかもしれませんが、音感は良い子なので、
歌の音程が悪くなる理由は、発声と体の使い方の悪さから来ているので
丁寧に一音ずつやります。
理想は、すべての音が同じところから、どの音も同じ質になるように。

彼女は幼少の時に「喉や肩や胸で」「大きな声を」出していたので、
まずこの『癖』を辞める努力が必要。ちょっと大変だけどね。
子供の声から大人の声へ移行しなければいけませんから。
男子ははっきりとした声変わりがありますが、女子はその見極めが難しい。
でももう高校生だからね。喉に力を入れたり、肩に力を入れたりする癖は辞めないと、、、ね!

今日は主に、身体の背面(首の後ろ、背中)の注意でした。
存在を意識する。具体的には実技じゃないと説明難しいや・・・(^^;)
小学生の時、「前、前、前!」の意識だけでやっていたので、その癖が抜けないのです。
身体は360度あるからね。360度身体全部が「楽器」だからね。(-_^)☆

上手く出来た時、私は必ず「今、どうだった?」と聞きます。
すると、「喉が楽だった」という答えが返ってきますね。

幼少期に覚えた感覚を変えるのは、正直大変ですが、頑張って!
今日やっと、少し「大人の声」が出せました。(^^)v
この調子で、来年も頑張ろうね!


ソプラノ歌手 根來加奈のホームページ


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