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フツーの会社員が失敗からリーンスタートアップを学んだ件

フツーの会社員の私がパラレルキャリアを持つ事を目指し、「原価企画を語る会」を企画。参加者を募集し始めてから2週間程経った。たったの2週間なのに、すでに私は失敗し、参加希望者を混乱させ、何度も修正のメールを送る事になってしまった。最初の失敗は何がいけなかったのか?「リーンスタートアップ」にその解があった。

参加希望者を困惑させてしまった2つの失敗

「原価企画を語る会」の最終目標「原価企画コミュニティ」を考え始めたのは昨年からだ。11月ごろから社内企業ワークショップで発表する為に、コミュニティの建付けをきちんと練り始め、4カ月間くらい悶々と考え続けってきた事だ。なので私の中ではすでに「原価企画を語る会」の理想が大きくなりすぎていた。この会をただの交流会にせず、何か新しいものや、明日から会社で活かせるものを得て帰る会にしたい。と思っていた。

また、何かを始める時はきちんと準備をしたい。まして全く知らない人を集めてやるんだからちゃんとしないと。という真面目さが今回の失敗の要因でもある。

「原価企画を語る会」の案内文を作った時、お題を決めたうえで、自己紹介の後、お題に基づいてお互い課題を出し合い最後発表。というちゃんとしたセミナーのようなプログラムにしてしまったのだ。

さらに、参加出来ない方向けに期間限定の録画配信をする予定である事を記載した。これは、私が今運営に携わっている子連れMBAで最近始めた事で、働いている方、育休の方、様々な属性の方に学びを提供したいという想いで、参加者のニーズも高かったので、今回も入れてみる事にしたのだ。

このきっちりし過ぎた案内と録画配信を見て、ハードルが高すぎる。参加をやめようか・・・と考える方がちらほら見え始めた。

企業内起業ワークショップで一緒だった参加者の方は、再三、「もっとざっくばらんな会にした方が良いのでは?」とメッセージを下さった。

大きくぶち上げると失敗した時の心の傷も大きい

これは私空回ってるな。と気づいた時には、もう育児に手がつかないレベルに凹んでしまった。すぐに対応策を講じないと、凹んだまま気持ちが戻ってこないのが私の性分。

・録画配信はやめる

・プログラム内容はお題に基づいてフリートーク

(※お題もやめようか今考えているところ・・・)

この内容で作り直して早速参加予定者にメッセージを送った。

すると、すぐに数人からポジティブな返答も戴けたので、まずはいい方向に修正できたのではないかと思っている。

次の日、原価企画を語る会とは関係ない子連れMBAのメンバーからとある動画を紹介された。「リーンスタートアップ」についてだ。

https://youtu.be/n4NeLHWfjmw

事業計画書をきちんと作って事業を始める日本企業に多いやり方に対して、粗削りな状態でトライ&エラーを繰り返しながら進めていく「リーンスタートアップ」はアメリカのシリコンバレー等で一般的になりつつある手法だ。

この動画を見て、「まさにコレだ!」と思った。

何かを始める時は、まずは粗削りで始めて小改善を入れていく方が良いのだ。私は全く逆をやっていたのだ。

粗削りで始めて、もっとこうした方が・・・ここはどうなっているの?と指摘を受けるのは恥ずかしい事だ。と思っていたが、今回のように大きくぶちあげて周りの人から「何か違う」と言われてしまうのはもっとキツイ。

どちらが心のダメージが小さいかと考えると、まずは粗削りで初めてどんどん改善していく方だと感じた。それに、まず粗削りである事、トライ&エラーを繰り返す事を最初に宣言しておけば、途中の改善は「計画されていた」事になるので、何か不具合が生じてもそれは失敗ではなくなる。

これは会社のプロジェクトでも同じなのではないだろうか?

上層部に何か提案する時に、何週間も前から綺麗に資料を作って、エビデンスのバックデータもそろえて、いざ出陣!となっても、全く違う所で指摘を受けたり、バックデータをひとつも使わないまま、終わる事が良くある。

数分しか時間の無い会社上層部へのプレゼンをどう進めるのか、リーンスタートアップをヒントに考えてみるのも面白いかもしれない。

「原価企画を語る会」は粗削りでスタートし、トライ&エラーします。

あのカッチリ決め過ぎたプログラムの印象がぬぐえないかもしれないが、今さらながら宣言したい。原価企画を語る会は、粗削りでスタートし、トライ&エラーを繰り返す。コミュニティ運営初心者の私と共に一緒にトライ&エラーしてくれる仲間を募って、一緒に作り上げていきたい。

何事も小さく始める、人に意見を聞く・・・至極当たり前で何度も聞いたことのある言葉だが、実際動いてみるとやれないものだという事が分かった。

1人で動くとろくな事はない。早々に仲間を見つけたいと心から思った。


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