展示を終えてー展示室で感じたことー

1月28日から2月5日にかけて、『常田泰由‐あなたとかたち‐』が開催されました。会期中はワークショップなど各種イベントが開催され、展示にも多くの方に足を運んでいただけました。

今回は事後レポートとして、いちゼミ生が展示室で感じたことをまとめさせていただきます。

まず純粋に驚いたのは予想よりも多くの方にご来場いただけたこと。

少々失礼な感想かもしれません…。しかし展示を知って、ギャラリーに向かい、展示室に入って、作品を観るというのは存外に難しいことで、ハードルの高いことです。

それでも多くの方にご来場いただけたのは、芸術に寛容な松本という町の性質、ギャラリーノイエの大通りに面した見つけやすい立地、そしてゼミ生によるクリティカルな広報活動によってなせたことだと思います。

そして来場者された方の多くが長い時間、ギャラリーに滞在していただけたこと。

今回の展示では展示室は一つ、比較的小規模な展示でしたが、私が展示室に居た間にも30分以上滞在された方もいらっしゃいました。

常田さんの作品を前にすると色や形がふっと何かに見えたり、見えなかったり、ふわふわした不思議な感覚になります。

常田さんの作品の良さはシンプルな構成からいろんな楽しみ方ができること、ご来場いただいた方々それぞれが楽しみ方を見つけて、ゆったりとした時間を過ごしていただけていたら嬉しいです。 (T.M)

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