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中国観光(L)ビザを取る方法in札幌領事館【体験談】※中国語わからなくても取りたい人必見


2024年1月現在、日本人が中国に渡航するには理由問わずビザが必須です。

近隣の韓国が台湾が短期滞在であれば、ビザ不要で思い立ったら飛行機取ってすぐ遊びに行けるのと違い、現在中国はどんなに短い滞在でもビザが必要です。

そんな事を全く知らなかったコロナ禍で自室とトイレの往復を繰り返していた、フル在宅勤務引きこもりの私。

そもそも、外国嫌いなメンズと結婚した今、今世で中国へ渡航するつもりなどさらさらなかったので、知らなくても良いはずだったのですが・・・・


何で中国へ行く事になったのか。

時は11月初旬、とあるイベントへの参加がきっかけで突然中国への渡航が決まりました。(このイベントの事は多分そのうちX(旧:Twitter)では書くかと思いますが、NOTEでまとめるかは未定)

実はこのイベント、13年前にも参加をしており、その時も中国へ渡航していたのですが、その時は短期滞在であればビザなし渡航が可能でした。

いざ参加する、となってビザの取得の必要を言われ、
「東京・大阪はビザ取ろうと思ってから大体三日位で予約が取れて、
それから1週間以内には手元にビザが届くそうです。他のエリアは各自調べてくださいー」と言われその日は解散。
※現在関東、関西圏のエリアは予約制が廃止されています。

取得方法はこちら(書くのが面倒)

北海道民のビザ取得難易度、東京と違い過ぎる件

というわけで、北海道在住の私は在札幌中国総領事館へ直接ビザの取得のために必要書類を持って赴く必要がある、とわかったのですが、札幌の自宅に帰り、色々と調べるとそこには阿鼻叫喚の声の数々・・・。

これ・・・1か月ちょっとで取得するの無理じゃね?(゜゜)

ちなみにこれらをチェックした時点で、私はパスポート不所持(2019年に失効)、飛行機も取っておらず、もちろんホテルの予約もしていない状態。
上記の皆様の予約画面に行くにはこれら全ての情報が必要でして・・・。

うん、無理☆

さっさとビザ取得を諦め、144時間トランジットビザ免除の方法で入国しようと思い主催者に札幌の現状を伝えて希望を出したのですが・・・
※144時間トランジットビザ免除についてはこちら
つまりどういう事かっていうと、日本→中国→日本・中国以外の第三国→日本(この逆ルートでもOK)っていう入国方法で中国に入れば、降り立った空港が認めている省にはビザなしで144時間以内は滞在できるっていうシステム。無駄に1か国挟むせいで飛行機代がかさみますが、超急ぎで渡航が必要な人、ビザ取るの面倒な人にはこっちがおすすめ。

「政府間イベントなんでトランジット入国はNGです。正規でビザを取得して下さい」

と非常なお返事・・・(´Д⊂

そっちがそういうのならとりあえず、こっちは爆速でパスポート取りに行くから飛行機とホテル情報くれ、と伝え泣く泣くとれるかわからないビザ取得に挑む事になるのでした・・・。

札幌管轄でのビザ(Lビザ)申請の必要書類や記載方法

※記載内容は私が申請をした2023年11月時点の内容のものです。
頻繁にNOTEを触る習慣がないため、ご覧頂いた時には既に情報が古くなってる場合もあります事ご了承下さい。

一応ここに書いてはありますが・・・

まず、前段階。

中国ビザオンライン申請のホームページにて必要内容を記入
※そもそも入力するにはパスポート番号、当日入出国のために乗る飛行機の情報、滞在期間中のホテルの情報、ビザ申請用写真(規定がクソ厳しい)が必要なので注意。ビザ取れるかわからないのに飛行機もホテルも予約してないとダメって非情(*_*;
HPから領事館にビザ申請枠を予約する
という流れ。
HPで記載した内容は全部印刷が必要です。しかも全部書いて確定押したら
訂正ができないので完璧な状態で「確定」ボタンを押す必要あり。

【ビザ申請ホームページ】


このビザ申請のホームページ、東京や大阪では日本語版が用意されているのに札幌には日本語版がない!!!

中国語版、英語版、フランス語版等々はあるので、いずれかが分かる方は言語変更して見ながら入力すればよいかと思うのですが、全部わからない人はその時点で積む。
というわけで、私(カナダと台湾、両方留学したのに全く語学が身につかなかった金食い虫)はさっさと積んだわけですが、現代のネット技術は大変すばらしく

黄色い〇のところ
これを使うならGoogle版よりBING版がおすすめ。
あと、英語より中国語の方がそれっぽく翻訳してくれました。

この素晴らしい機能で言語が分からない部分はクリア。
印刷した時に日本語のまま出るんじゃないかと不安になる方もいるかもですが、最終画面では指定言語で表示されるので問題なしでした。

しかしながら、言語の部分をクリアした所で入力する部分が本当に多く・・・
見当違いな事を書いて領事館で却下されたら泣く・・・と思い念には念を入れて

このYOUTUBEを見ながら入力しました。
YOUTUBEがあれば別に翻訳の必要なくない?とか、翻訳できるんならYOUTUBEいらないんじゃない?とか思われるかもしれませんが、翻訳は完璧じゃないし、このYOUTUBEもちょっと古いこともあり若干記載部分などが違うので、念には念を入れて両方使いました。

そして入力内容。
一緒に出国するわけではなくても同居家族(配偶者、子供等)の情報の記載が必要なのと、別居してても存命だと実父、実母の情報も必要です。
同居家族は生年月日や職業や出身地、別居の両親も生年月日が必要で、実父母の誕生日っていつだ・・・と焦りました・・・。

【ビザ申請用写真】

規定が厳しく、写真を却下されている人多し。特に男性。

アプリで撮る方法とかもネット上に転がってますが、「白背景」ってのが領事館で使ってる機械で「白」と読み取らず却下されるケースが結構見受けられる。(自宅で白壁背景で撮ったけどその白壁が白と判定されないケース、アプリ白い壁を合成してもアプリで用意されてる白がダメな場合も)

男性が却下されるケースが多いのが、前髪。
前髪がある状態で撮影した写真がNGなので、オールバックにしたり、黒ピンで昔の女子高生みたいにとめたりしないといけない。
この位の長さなら別に大丈夫だろうってノリで持ってって額に髪かかってるからダメーってパターン多いので、坊主や超短髪以外の人以外はオールバック推奨。

女性は耳が隠れててNGになる人が多い印象でした。

私は却下されるのが怖すぎて写真館に行きました。(これが一番安全)
パスポート写真を撮る際に、「中国ビザも取るので兼用できるデザインで、申請時に添付するデータも下さい」と伝えました。
パスポート用写真(現像)2枚、中国ビザ用写真(現像)2枚、データで全部で5000円行かない位でした。
実際に使った写真館
免許証、履歴書写真等、全部ここで撮ってます。オプションでメイクもしてもらえて超おすすめ。
自力で頑張る方は40KB以上じゃないとアップロードできないそうなので、
スマホの機能などで変更してから上げる必要があります。

【領事館にビザ申請枠を予約】

さて上記2つをクリアしたところでいよいよビザ予約枠の確保ですが、
問題はX(旧Twitter)のリンクの方達も言ってるようにそもそも「予約枠がない!」

パスポートを取得し、飛行機・ホテルを全て確保し、入力を完了させた時点ですでに11月下旬。
こりゃ、12月中旬に枠があれば奇跡だな・・・と思ったところ、奇跡的に12月初旬に予約枠が1枠だけあり、そこを奪取。
ここの画面も確定をすると印刷画面が出てくるので、印刷必須。

他の方の体験談などをみた感じ、無事書類が受領されれば大体5日ほどでビザは手元に届くとのことだったので、絶対に1発でクリアしたい・・・!
とこの日からは当日持参する書類の準備を開始。

【当日の持参物】

中国ビザオンライン申請のホームページにて記載した内容の印刷物
入力が確定すると必要な部分は全部印刷できるようになります。PDF化もできるようになるので、念のためPDFで保存しておくのがおすすめ。
・ホームページにて添付したビザ申請用の写真現物(規定サイズ)
念のため2枚以上の持参がおすすめ。
・予約時に最後に表示された画面の印刷物
ここもPDF化して保存できるので、念のために保存がおすすめ。
・予約した航空券の情報のコピー
予約サイトで予約した際の情報などが全部乗ったもの
・予約したホテルの予約情報のコピー
日によって違うホテルに泊まる人は全部分必要
・パスポート原本とコピー
パスポートは現役のものだけじゃなくて、失効してる古いものも全部持っていく必要あり。昔のパスポートで中国に渡航歴がある人は必須。
(申請書に渡航歴アリとすると、絶対に渡航した際のパスポートを見せろと言われる)
コピーは現役のものの顔写真がある部分のページをA4サイズの紙にコピー。
A4サイズじゃないとコピーしし直しと言われます!!!
白黒でも大丈夫って口コミも見ましたが、私は心配でカラーで持っていきました。人によっては、昔のパスポートの中国に入国した証明のハンコの所もコピーで持って行った方がいいって書いてたんで、持っていたのですが私は返却されました。これは人によるのか、現物を持って行ったからいらないという判断だったのかは不明。
(見せたか記憶は曖昧ですが、一応免許証やマイナンバーカード等の身分証も持って行った方が良いです)

【その他:番外編】

ここからは実際に申請に行って分かった必要物ですが・・・
・現金(できれば1000円札と100円玉で持参。申請費用より多めに)
ビザ申請費用は全部の書類を無事受領してもらった後、その場で支払いになります。どうも東京のビザセンターはクレジットカードでも支払えるみたいですが札幌は現金オンリーです。
現ナマじゃなくて、施設内に設置された自販機で証紙を購入という形です。
この自販機が汚札や折れ札をはじく事があるので、ちょっきりの額しか持ってないと、待合口にいる他のビザ申請に来た方達に交換の交渉をする羽目になるので多めに、かつ1000円札でがおすすめ。
ちなみに観光(L)ビザの申請費用は3000円ジャストです。

また、
札幌の領事館にはコピー機と証明写真機(スーパーやドラストの外にあるのと同じやつ)が置いてあるので、最悪申請写真が却下された場合とパスポート類のコピーのし直しになった場合は、その場でどうにかできます。この機械も現金オンリーなので、小銭が必要になります。ちなみに、両替機なんて親切なものもないので、小銭の持ち合わせがない場合は、待合口にいる(以下省略

・ボールペン
領事館の中に入った後に書類の記載を求められます。ボールペンも配置があるのですが、2~3本しかなくインク切れしているものもあるので、持参するのがベター。持っていない場合はその場にいる他のビザ申請者に(以下省略

・暇つぶしの道具(本、ゲーム、スマホでゲームする方は充電器等)
待ち時間がめーーーーーちゃ長いです。
ちなみに私は9時10分に領事館について、領事館から出れた時には11時40分でした。実手続きは内20分位。それ以外は待ち時間です。既に慣れた様子の方は本やゲーム機を持参されてました。
ちなみに呼び出しのアナウンスはスピーカーの質が悪いのか、音声ガサガサで普通でも全然聞き取れないので音楽を聴いて待つのはあんまりおすすめしません。
(待合口は狭くて人が密集しているので多分めっちゃ音漏れもすると思う)

注意事項※コレが相違してると絶対に却下される
書類を却下されてまた後日行きなおしになった体験談を多数見ますが、
何がダメになったのかまでは意外と書いてなかったりします。
確実にコレはアウトっていうのが

・パスポートナンバーの相違

・新しいパスポートが手元にないからとりあえず古いパスポートの番号を入れて申請した、
・申請時に番号間違えて書いちゃった!
って人は中国ビザオンライン申請のホームページから書き直しになります。
これは実際に私が現場で却下された人をみました。
あと、氏名の相違もアウトらしいので、ちゃんとパスポートと同じ名前で書いてあるかを要確認した後持参必須です。

他、ホームページにホテルの住所書き忘れてるとか、
署名の字が汚いとかはその場で手書き修整OKです(どっちも私がやった事💦)
その場で提出する各種手書き署名はパスポートの筆跡と合わせる必要があるそうです。
なので、あんまりいないかもしれませんが、パスポートのサインが英語とかローマ字とかの人は英語やローマ字で署名を求められる可能性があります。

いざ、領事館へ

領事館への行き方

申請書も書いた、予約枠も取った、必要書類も全て揃った。
あとは予約日に領事館まで行くだけ・・・なのですが、
この領事館、街中からちょっと外れててちょっと行きづらい場所。
普通なら車とかで行きたくる場所ですが、駐車場はないのでマイカーで行く人は事前に駐車場所の確認が必要。
結婚式の披露宴などでおなじみのエルムガーデンのすぐ近くなのですが、
エルムガーデンの駐車場はあれど、
パッとみた感じ、コインパーキングなどはなさそうなので、離れた所にとめて結局歩く事になるかもしれません。
タクシーで行っても良いかもですが、領事館の真ん前に留めるとめっちゃ気まずい感じなので、少し離れてた所に留めて歩いた方がいいです。

ちなみに私はとても中央区を車で運転なんてできないし、貧乏人なんで公共交通機関で行きました。

公共交通機関の場合はルートが2つ
市電ルート
バスルート
の2つ。

バスルートの場合は、中心部なら大通り、西11丁目から領事館から500m位の所にあるバス停で止まるバスが出てます。
市電の場合は「西線14条」で降りて1.2km位です。

私は最初バスで行こうとしたのですが、西11丁目で乗ろうとしてなんとバス乗り場を間違え💦
のる事が出来なかったので急遽、市電ルートに変更。
※こういうプラン変更がすぐできるので、バス移動に不安がある人はダブルアクセスできる西11丁目からの移動がわりとおすすめかもです・・・。

市電ルートは、ちゃんとGoogleマップ通りにあるけば15分かからない位でつきますが上り坂なので体力ない人は注意。
普段引きこもりで体力ゼロの私は到着時点で既に疲れてました(T_T)

ビザ申請の受付時間は9時30分~12時なのですが、手続きをしてもらえるのは先着順なので1番に手続きしてさっさと出たいって人は9時にはついているのが良いかと思います。
ちなみに私は9時10分に到着して3番目でした。

到着後の流れ

この方が詳しく書いてくださっています。(手抜きですみません💦ただ、本当にわかりやすいので私が拙く書くよりも良いかと・・・)

到着したらまずは門番している警備員さんにビザの申請に来た旨と名前を伝えます。伝えずになんとなくそれとなく並んでる列に並んでると警備員の方から話しかけられます。インカムでそれを領事館のスタッフに伝えている様子でした。
その順番で受付されるっぽいです。
以降は上記の記載通りです。

個人情報同意の紙、誓約書的なものは全部中国語で書かれてます💦
皆さん慣れた様子で書かれていましたが、語学力瀕死の私には読めないので

この方(lunziさん)が書いてくれている内容を元に記載しました。
この方、観光ビザではありませんがビザ取得に八か月かかったとのことで、
ビザ申請成功の記事があがった時には他人なのにすごく嬉しくなりました(;'∀')

送り状は普通のゆうぱっくの伝票なので、普通にかけばOKです。

他のエリアでは、受け取り方法を郵送か直接受け取りか選べるようですが、札幌は郵送一択です。手間を省くためと、管轄範囲が北海道~東北とバカ広いのでその辺の配慮なのかもです。

ちなみに万全の準備を期したおかげで、一部その場で書き直しを言われましたが、無事一発クリアで書類を受領して頂けました。

帰りは元来た道を戻るだけですが、
市電ルートでも、途中で割とわかりやすいバス停があり、
そこから大通駅前まで戻る事ができます。
その時バスがきてなくても、なんとなくそこで待ってたらそのうち来るので
行きの市電ルートがしんどかった人はそこのバス停から街中に戻るのがおすすめ。もちろん私はバスで大通りまで戻りました。

無事、ビザ到着!

申請から4日後、無事、ビザが手元に到着しました。
予約枠を申し込んでからビザ到着まで約21日間という結果でした。
最初に貼ったリンクの方が当たり前のように40日以上かかってる事を考えれば奇跡の速さでの取得です。
しかしながら、口コミでは申請時に言われた期日よりも遅れて到着した(一番遅れた人で1週間遅れ・・・)という人もいたので、現状では50日以上余裕をもって申請するのがベターなのかなという気もします・・・。

最後に

正直、今の時期の中国旅行ってあんまり私自身どうなのかな?と思っている部分もあり・・・
(マイコプラズマ肺炎の流行や、トコジラミの大量発生、国内社会情勢的な意味で・・・)
ここまで頑張ってビザ取得した私ですが、中国行きは楽しみ半分不安半分です。
ノービザで入国できる国は近隣国で他にありますし、ここまで頑張って取るのなら、他国や国内旅行ではダメですかね・・・と思いつつ、どうしても札幌領事館管轄で中国へ観光に行きたい人の参考になればと書きました。

実際の領事館内であった出来事が割とカオス(?)だったので、
自分の記録用に別で記載しています。
もし興味があればこちらもご覧ください。


【オマケ】どうしても自力でビザ取るのが難しい人へ

以上、自力でビザを取った際の体験談でしたが、
・こんなめんどくさい手続き踏みたくない
・最短でも渡航日に間に合わない
等の人達に、自分が調べた中でのアドバイスを記載します。
(それって合法なのか・・・ってものもあるので自己責任でお願いします<m(__)m>)

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