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2023大学野球 東北3連盟の振り返り

今年も全試合日程が終了。春から順に振り返ってみました。

4月

南東北:春季リーグ戦開幕

東日本国際大と石巻専修大の試合から2023の南東北が開幕。初日から3試合目のカードが雨天中止になる幸先良いとは言えないスタートとなりましたが、3連盟の先陣を切って熱戦が繰り広げられました。
※メイン会場の一つである、いわきグリーンですが開幕会場となるのは21年春以来でした…。

仙台六:春季リーグ戦開幕

南東北と同日開幕。また南東北とともにスポーツナビによるLIVE配信も開始。選手達は勿論、連盟運営側としてもこの大きなチャレンジに臨む、勝負のシーズンがスタートしました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000095.000077000.html

北東北:春季リーグ戦開幕

他2連盟から1週遅れて開幕。花巻で開幕を迎えた1部では昨秋王者・青森大がノースアジア大と対戦も、ノースの先発・橘高康太君(3年・ノースアジア大明桜)に封じられ開幕黒星スタート。南東北同様に天候に恵まれず、2日目は雨天順延で月曜にずれ込む初週となりました。

5月

南東北:春季リーグ戦閉幕

全勝の東日本国際大と1敗の東北公益文科大による優勝を懸けた直接対決。
1戦目を主将・播磨雄大君(4年・埼玉栄)の先制タイムリーなどで優位に進め、守ってもエース・大山凌君(4年・白鷗大足利)の完投で勝利した東日本国際大が4季連続36回目のリーグ戦優勝。2戦目も勝利し、国際大は全勝での優勝達成。
最優秀選手賞には初の首位打者となった国際大・須貝将希君(2年・明秀日立)が選ばれました。最優秀投手賞は10試合でわずか5失点、チーム防御率0.54の投手陣の中心となった大山君が文句なしの受賞。表彰選手の多くが初受賞、多くの新鋭が台頭し今後に向けての楽しみが一段と増したシーズンとなりました。

仙台六:春季リーグ戦閉幕

優勝の行方は、ともに勝ち点4どうしの仙台大と東北福祉大による最終節決戦へ。初戦を仙台大、2戦目を福祉大が勝利し月曜の3戦目へ、やはり死闘に…。
3戦目、仙台大は初戦で5回投げ切れず降板となった佐藤幻瑛君(1年・柏木農)が先発。その佐藤君が7回途中まで好投、終盤は川和田悠太君(4年・八千代松陰)が試合を締めて仙台大が9-3で勝利。主将の辻本倫太郎君(4年・北海)は大一番で流石の勝負強さを見せ、4打点の活躍。
仙台大は2季連続9回目のリーグ戦優勝。春は2015年以来となる優勝でした。最高殊勲選手賞には仙台大・平野裕亮君(3年・山村学園)が初選出。
星孝典新監督が初めて指揮を執った東北学院大は2強の壁を打ち破ることは出来ず、3位で春を終えました。

北東北:春季リーグ戦閉幕

1部は富士大が開幕から他チームを寄せ付けず、10戦全勝で2季ぶり38度目のリーグ戦優勝。開幕は9番だった佐々木大輔君(3年・一関学院)がその初戦で放った2本塁打を皮切りに打ちまくり最多本塁打・首位打者の2冠にベストナイン。同じくベストナイン受賞した赤瀬健心君(1年・下関国際)ら1年生、新戦力も多く台頭した野手陣と新エース・中岡大河君(4年・広島商)を軸とした投手陣ともに存分に力を見せつけました。
2部は同成績で並んだ盛岡大と八戸工業大のプレーオフの結果、盛岡大が優勝。3部は秋田看護福祉大が制するも、入替戦は盛岡大、秋看大ともに敗れ昇格ならず…。

南東北:春季新人戦

準決勝は阿字悠真君(2年・滋賀学園)の好投で試合を優位に進めた東日本国際大が東北公益文科大に勝利。同じく日大工学部も神永耀生君(2年・多賀)が140球15奪三振1失点で投げ切り、山形大に勝利。
昨春と同じ、国際大×日大工の決勝。リベンジしたい日大工でしたが春季リーグ戦でも既に活躍を見せていた黒田義信君(1年・九州国際大附)、森川大輝君(1年・青森山田)、伊藤航大君(1年・東海大相模)らの並ぶ国際大打線の勢いを止められず敗戦。
東日本国際大は3季連続の新人戦優勝を達成しました。

6月

全日本大学野球選手権大会

仙台六大学代表・仙台大は初戦で桐蔭横浜大(神奈川大学野球連盟)と対戦し延長タイブレークの末に4-1で勝利。
そして2回戦で南東北代表・東日本国際大との東北どうしの対戦が遂に実現。どちらかがベスト8進出確定も正直複雑だなぁ…という事前の想いも吹っ飛ぶような互いに終盤まで競り合う激熱な試合でした。この全国の舞台でもHRで勝負を決めた辻本倫太郎君の勝負強さを改めて思い知らされた(何回目)試合でもありました。
勝利した仙台大は準々決勝で東京六大学代表の明治大に残念ながら敗戦。
北東北代表・富士大は初戦で創価大(東京新大学)を降すと、中部大(愛知大学野球)、大阪商業大(関西六大学野球)と破り準決勝進出。
その準決勝で青山学院大(東都大学野球)に惜しくも敗れましたが、エース・守安玲緒を擁して準優勝した2009年以来、14年ぶりのベスト4という成績を残しました。

仙台六:春季新人戦

リーグ戦以上に何が起こるか分からないとされる新人戦トーナメント、1日目から東北大が東北学院大相手に勝利。先発の佐藤昴君(2年・仙台一)が中田裕生君(2年・大館鳳鳴)に浴びたHRによる1失点のみで完投、ロースコアの冷や冷やする展開ながらチームを勝利に導きました。
2日目には、初戦で宮城教育大を大差で降し、勢いに乗る東北工業大が仙台大を撃破。終盤8回に代打・齋藤駿人君(1年・古川学園)の3ランHRで同点に追いつくと、延長11回に古川瑠希也君(2年・東北)のタイムリーで2点を勝ち越し。この2点のリードを3回からのロングリリーフで快投を見せていた伊藤理壱君(2年・仙台城南)が守り6-4で勝利。この勝利は衝撃的でしたが、内容は明らかにフロックではないもので、春先から見えていたチームの変化が形になってきたなと…。この工大の「変化」は更に秋リーグ戦成績に現れることとなります…。
そんな工大と東北福祉大による決勝は、上石航大君(1年・聖望学園)のタイムリーにはじまり一挙5得点あげた福祉大が6投手の継投で工大を振り切り、5-2で勝利。東北福祉大は新人戦6連覇となりました。

7月

南東北:吾妻杯(中止)

48回を数える、南東北所属チーム(今は連盟自体1部だけになりましたが…)によるトーナメントも、今年は残念ながら雨天によるグラウンドコンディション不良で開催中止に…。

北東北:新人戦

他2連盟と異なり、年1回開催の北東北新人戦。今年は八戸東、岩手町、そして青森県営を会場に行われました。
波乱と言える展開は無いまま、1部チームが4強に勝ち残り。決勝は富士大が青森大に勝利し、今年も新人戦優勝を達成。決勝戦のベストプレーヤーに選ばれた富士大・後藤綾太君(1年・明豊)はご存知の通り、その後東北王座で大活躍。他にも角田楓斗君(1年・東奥義塾)、青森大・川満真君(1年・糸満)らもこの試合を経て秋に飛躍を遂げました。
来年以降も、この大会に出場していた選手から北東北のニュースターが何人も出てくるはず…。

8月

南東北:秋季リーグ戦開幕

春に続きいわきで開幕。吾妻杯の中止により、南東北の公式戦としてはまさに春以来、待ちに待った秋でした。
開幕戦は東日本国際大と福島大のカード。春MVPの須貝将希君が2本のタイムリー三塁打放つ活躍見せるなど、打線が初戦から活発だった国際大が勝利。
※試合前、観客の入り鈍い…?と勝手に心配になりましたが、その後見るに杞憂だったようです。

南東北:福島県高野連選抜交流試合

昨年、福島県・宮城県クラブ選抜との交流試合を行った南東北が今年は福島高野連選抜の高校生と試合。(個人的には)残念ながら雷雨で日程ずれて、水曜開催となりましたが…開成山で無事行われました。
今回は高野連主導とはいえ、南東北としては2年連続で初の試みとなる交流試合。県北・県南・会津の高校のAチーム、県中・いわき・相双地域の高校のBチームとの2試合ともに南東北の大学生選抜(1・2年生の連合チーム)が勝利も、いずれもロースコアの接戦となりました。
夏の大会が終わったタイミングでの開催、高校生が今後野球を続けようという後押しに、また大学野球で継続する予定の選手にとっては、そのレベルを試合通じて肌で感じる貴重な機会ともなったのではないでしょうか。
もちろんこれを機に、地元リーグの南東北でプレーしたり関わっていく高校生も更に増えることを切に願ってます…(クラブとの試合もですが、こういった交流試合、単発でなくぜひ今後継続で開催できると良いですね)。

みちのくネクストリーグ

東北3連盟の6チームが参加し(春のBリーグ戦は筑波大も参加)、Bチームのメンバーの試合を通じた育成を図るリーグ戦です。今夏は青森大、富士大、八戸学院大、仙台大、東日本国際大、石巻専修大が参加。八戸学院大が5戦全勝で優勝でした。
ほぼアナウンス、試合詳細の投稿が無いため出たとこ勝負で平日に現地行って観ないとな謎の多いリーグ戦ですが…観戦は可能ですので、ぜひ機会があれば来年行ってみてください。

9月

南東北:秋季リーグ戦閉幕

春2位の東北公益文科大、同3位の石巻専修大が国際大との対戦までに勝ち星を落とし、第4週終了時点で東日本国際大が5季連続37回目のリーグ優勝を決めました。
10試合中5試合をコールド、1試合平均8得点の打線は春に続き1年生の活躍目立ちましたが、そこには最後のシーズンとなった4年生組が盛り立て支えてがあっての素晴らしいチームでした。主軸として活躍した須貝将希君(2年・明秀日立)は2季連続のMVP。これは2018年春秋の船迫大雅(現・読売ジャイアンツ)以来の快挙です。10月のドラフトで福岡ソフトバンクから指名を受けることになる大山凌君はリーグ戦終盤にかけて苦しい状態でしたが、その分も投手陣の柱として安定した結果残した早坂一希君(4年・一関学院)が最優秀投手賞、ベストナインを受賞しました。
公益大にとって大きな誤算だったのは山形大戦の2連敗だったと思いますが、山形大からすると公益大相手の2連勝かつ2試合ともコールド、というのは初。この大きな2勝もあり、山形大はコロナ禍で辞退チーム出てた頃除くと19秋以来の4位となりました。
また、首位打者は石巻専修大・小川泰世君(4年・東陵)。最終的に数字落としたものの0.563の高打率を残し、渋谷祐太郎(現・七十七銀行)、庄司魁(現・西濃運輸)らに続き、社会人野球での活躍が期待されます。

北東北:秋季リーグ戦閉幕

1部は1敗の富士大と2敗で追う八戸学院大の最終週直接対決。
1戦目は富士大が麦谷祐介君(3年・大崎中央)の先頭打者HRで先制も、八大が延長タイブレークまで持ち込みサヨナラ勝ち。
2戦目は9回2死から八大・十鳥真乙君(2年・東京実)が逆転満塁HRを放ち劇的過ぎる勝利。何年も後塵を拝してきた富士大を破り、8季ぶり16回目のリーグ戦優勝を果たしました。
この十鳥君のHRが凄すぎましたし、北東北史に残ること間違いないだろう名試合でした。。富士大の選手達、特に試合終了を塁上で迎えた麦谷君の悔しがりように富士大またこれを糧に強くなるな、と感じた試合でもありました…。
なお富士大・佐々木大輔君は春に続き最多本塁打賞、最多打点と打撃2冠。同じく佐藤柳之介君(3年・東陵)が初のタイトルとなる最優秀防御率賞を受賞しました。また、10月にDeNAからドラフト指名を受けることとなる青森大・庄司陽斗君(4年・聖和学園)は初のベストナイン受賞。
2部は春に続き盛岡大と八工大によるプレーオフにより盛岡大が優勝。3部を制した秋田看護福祉大とともに春と全く同じ岩手大、青森公立大との顔合わせによりそれぞれ入替戦が行われましたが、これまた春と同様に各チームが昇降格無し残留という結果になりました。

10月

南東北:秋季新人戦

楢葉、南部での開催が続いていたのですが、20年秋以来のいわきグリーンでの新人戦開催となりました。
石巻専修大は初戦で山形大を相手に下山輝君(1年・新田暁)が1失点完投、準決勝では宿敵・国際大相手に岡本寛太君(2年・新井)が2失点完投で下しての決勝進出。
いっぽう、逆の山では福島大が初戦で日大工学部、準決勝で東北公益文科大をいずれも1点差接戦をものにして勝ち上がり。
いつ以来だろうかという顔合せの決勝は福島大が狙い通りロースコアの展開に持ち込むも、石専大・吉田翔君(2年・湯本)→岡本君の継投の前にホームが遠く、一歩及ばず。
3-1で決勝を制した石巻専修大は21年秋以来の新人戦優勝となりました。
負けはしたものの、福島大は優勝した14年以来の決勝進出。秋リーグ戦は最下位と悔しい結果となりましたが、来春に向けて収穫の多い新人戦となったのではないでしょうか。

仙台六:秋季リーグ戦閉幕

秋も仙台大と東北福祉大による最終節決戦に。
2試合ともに先制点を挙げた福祉大がエース格として期待された後藤凌寿君(4年・四日市商)を欠きながらも、後藤君と同じ4年生投手中心に仙台大の強力打線の反撃をしのぎ切り勝利。
福祉大は3季ぶり76回目のリーグ戦優勝。仙台大の快進撃続く中、その仙台大相手に2連勝、負けなしの完全優勝でリーグ王者の座を奪還しました。
最高殊勲選手賞は福祉大・島袋皓平君(3年・沖縄尚学)。島袋君は最多本塁打、最多打点、ベストナインと併せて4冠。そのポテンシャルに期待され続けてきた選手ではありましたが、初のレギュラー定着のシーズンに一気にリーグの顔となりました。
同じく福祉大の北畑玲央君(4年・佐久長聖)が春に続いての最優秀投手賞。東北学院大・古谷龍之介君(4年・北星学園大附)、東北工業大・中野昂希君(4年・仙台商)、仙台大・高田直輝君(4年・西脇工)はラストシーズンで初のベストナイン受賞。
特別賞として連盟運営委員長の片倉渚さん、熱烈応援で選手、球場を盛り上げてこられた林龍太郎さんも表彰されました。
また、このリーグ戦で東北工業大は2019年春季以来、5年ぶりとなる単独3位に。昨秋から就任の目黒裕二監督と今年から就任した荻原満コーチ中心に進めてきたチーム力強化が、春季新人戦に続き目に見える形で現れており来季も台風の目になるかもしれません。

北東北:大館トーナメント

ご存じ北東北の1年を締めくくる、ニプロハチ公ドーム開催のトーナメント大会。早いもので今年で26回目の開催となりました。
今年からスポーツコミッション大館による取り組みとして始まった「大館スポーツAIライブ」により、この大会の各試合もAIカメラによる無人配信されました。試合アーカイブも残ってますので、ご興味ある方はぜひ見てみてください(下記リンク)。
https://odatesports.nttsportict.co.jp/
トーナメント自体はというと、昨年王者の富士大が初戦で八戸工業大に敗戦という番狂わせもありましたが、決勝は青森大とノースアジア大の1部チームどうしの対戦に。
ノース大は橘高康太君(3年・ノースアジア大明桜)、鎌田温音君(3年・弘前学院聖愛)とリーグ戦の中心投手を起用するも、青森大が4番・木村寛治君(2年・大湊)の先制タイムリー以降も小刻みに加点しながら4-0で勝利、準優勝だった昨年の雪辱を晴らしました。この試合先発し完封勝利を挙げた斉藤主眞君(1年・北星学園大附)は大会の最優秀選手賞に選ばれました。

東北地区大学野球代表決定戦

2020年、残念ながら見送りとなった弘前はるか夢球場でのリベンジ開催。
仙台六大学代表・東北福祉大を破った富士大、南東北代表・東日本国際大を破った八戸学院大による北東北のチームどうしの決勝に。
試合は麦谷祐介君の満塁の走者一掃となるタイムリー三塁打で勝ち越した富士大が安徳駿君(3年・久留米商)⇒角田楓斗君の継投で逃げ切り勝利。2位チームとして参加の富士大が1位チームの八大に勝利したことで、アドバンデージふまえて同日ダブルヘッダーで2試合目が実施されることに…。
本当に本当の最終戦、八大が初回に平尾柊翔君(3年・春日部共栄)の犠牲フライで先制。浅めのファールフライでしたが、主将の森本聖也君(4年・大商大高)がよく生還。ノーヒットで得点する八大らしい先制攻撃。
しかし3回に富士大が洞口優人君(1年・仙台育英)、赤瀬健心君後藤綾太君の3連打で逆転。今年の富士大の強みであるイキのいい1年生達がこの大一番でも活躍を見せました。この1点のリードを角田楓斗君新川俊介君(2年・具志川商)⇒佐藤柳之介君の継投で最後まで守り抜き富士大が優勝。6年ぶり5回目の神宮大会出場を決めました。
※あいにくの雨天で準決勝は各日1試合ずつの実施、決勝は月曜日となりましたし、流石に遠方過ぎたということもあり観れなかったという方も少なくなかったようで…LIVE配信もぜひ今後あると良いな…とも。

11月

仙台六:秋季新人戦

某ライター曰く、1年で最も楽しみなのがこの新人戦(分かる)。
学院大・内田塁斗君(1年・盛岡三)、東北大・越智晴紀君(1年・県船橋)ら仙六デビュー果たした投手達がいる一方で、準決勝は各チーム既に実績のある投手達がバチバチに投げ合い、そんな投手を相手に鋭い打球飛ばす未来の主力達がしのぎを削ってました。
決勝は仙台大と東北福祉大。仙台大が序盤に平川蓮君(2年・札幌国際情報)のタイムリー、飯塚恒介君(2年・霞ヶ浦)のHRで4点を先制すると、その後も追加点を挙げて7-1で快勝。永らく福祉大の連覇続いてましたが、仙台大が2019春以来の新人戦優勝を成し遂げました。

神宮大会

東北3連盟代表・富士大は初戦で上武大と対戦。
上武大のディフェンスの前に打線がなかなか得点できずも、先発の佐藤柳之介君が自らのタイムリーで挙げた1点を最後まで守り抜き被安打3完封勝利。
いきなり手強すぎる相手でしたが、王座でMVP受賞した佐藤君が、全国でその実力を存分に示す試合となりました。
そして春の選手権でのリベンジとなる青山学院大との準決勝。富士大は先制されながらも5回に麦谷祐介君のタイムリーで同点に。しかし、直後に再び勝ち越されると、青学大の常廣羽也斗君を攻めきれず。惜しくも3-4で敗退となりました。
富士大は今年春秋連続での全国ベスト4という成績を残しました。北東北というより東北3連盟として、富士大に負けじと更に互いにレベルアップし来年また熱戦を繰り広げて頂けることを心から楽しみにしております!!

ということで、1年の振り返りでした。
各連盟LIVE配信もスタンダートといえる状態になってきてますし、見逃し配信、仙台六大学公式youtubeチャンネルもぜひ活用頂きたいです。その上で、やはりぜひ試合に足を運んでみていただきたい…現地ならではの臨場感・高揚感であったり配信では見えない部分であったりが沢山あります。また選手達はもちろん応援団、連盟委員さん、審判さん、きっと色んな方のことをもっともっと知って、身近に感じて好きになる、応援したくなると思いますので…ぜひ来年も(来年こそは)東北の球場へ!!


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