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《往復書簡》金川晋吾より⑤
大崎清夏さま
こんにちは。以前の返信をいただいてから、あっという間に時間が過ぎて7月も半ばになってしまいました。
僕は4月5月はほとんど出かけずに生活をしていました。電車に乗った日も片手で数えられるぐらいだと思います。自分はもともとそれほど毎日働いていたわけではなかったので、収入が減ることについてもそれほどストレスを感じることなく、この2か月間はのんびりと過ごすことができました。
6月になっ
《往復書簡》 金川晋吾より④
大崎清夏さま
こんにちは。返信できないまま年をまたいでしまいました(今いったん「ずるずると年をまたいで」って書いたのですが、そんなことを書くと本当にそんな気持ちになったのでやめました。ずるずるなんてしていないはずです)。2020年になりましたね。2020年ってまだ書き慣れないです。
いつも僕の性や欲望にまつわる話におつきあいいただきありがとうございます。大崎さんと松渕さん(「壁ぎわの記憶
《往復書簡》 金川晋吾より③
大崎清夏さま
こんにちは。ものすごく暑い日が続いていましたがだいぶ落ち着いてきましたね。夏は体にはなかなかこたえるのですが、でも気持ちは開放的になってやっぱりいいですね。今年は夏はいいものだと改めて思いなおしています。
以前のお便りからもう1ヶ月以上が過ぎてしまいました。プラータナーは僕も観ました。上演時間も4時間以上と長いものだったので観ながら感じたことはたくさんあったのですが、あのと
《往復書簡》 金川晋吾より②
大崎清夏さま
こんにちは。
大崎さんが書いていた「泥棒的なものが入ってくる可能性は想像力を活用すれば十分ある」っていうところ、すごくいいなと思いました。自分はこういう文章が、もしくはこういうことを言い出す人が出てくるような話が書きたいのだと思います。
なぜ写真なのかということですが、僕はいろいろある表現のなかで写真にもっとも魅力を感じてよしやろうと思ったわけではなかったと思います。
《往復書簡》 金川晋吾より①
大崎清夏さま
こんにちは。
お手紙ありがとうございます。僕は窓を開けて眠ることについて何かをそんなに思ったことがなかったので、窓を開けて眠ることに焦がれている人がいるというのがなんだかおもしろかったです。大崎さんが住んでる部屋は1階ですか?僕は2階に住んでいて窓から人や動物が入りこんでくることはなさそうなので、窓を開けたままで寝てしまうこともあります。泥棒が窓から入って来ることは考えたこ