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旧伊勢屋質店台帳プロジェクト その5

 神奈川大学国際日本学部歴史民俗学科の学生が、跡見学園女子大学の学生と共に、文京区指定有形文化財である旧伊勢屋質店の展示コーナーの制作に取り組んでいます。展示は2024年2月から公開予定です。実施にあたっては跡見学園女子大学地域交流センター、テイケイトレード株式会社埋蔵文化財事業部、地元の地域の方々などが連携して取り組む計画です。
 今回は、その1その2その3その4に続いて、その5をお届けします。

企画展「質屋の記録~見えてくる昭和初期の暮らし~」開催のお知らせ

 旧伊勢屋質店台帳プロジェクトの成果をもとにした企画展を開催いたします。

質屋の記録~見えてくる昭和初期の暮らし~
会期 2024年2月18日(日)~2月24日(土)12時~16時(入場は15時30分まで)
入場 無料
会場 旧伊勢屋質店(東京都文京区本郷5丁目9番4号)
内容
 文京区指定文化財の旧伊勢屋質店に残されていた『質物台帳』(1937年~1938年)の翻刻・分析を通して、「庶民の金融機関」であった質屋に昭和初期の人々がどのような物を質入れしていたのか、当時の町の雰囲気や人々の生活の様子を伝える展示となっています。
 また、企画展では旧伊勢屋質店台帳プロジェクトとも連携して実施されている、文京区の市民講座の受講生たちがそれぞれ調査した内容も同時に展示されます。多様な観点から地域の文化や歴史に触れることができる企画展となっています。
※2024年1月22日『東京新聞』朝刊(18面)にも、企画展のインフォーメーションが掲載されています。

チラシも学生たちが作成しました

企画した学生から見どころについて一言

●質屋に預けられたのはどんなものだったのか、利用者はどこから来ていたのか、など非常に興味深い内容になっています。

(歴史民俗学科2年 大屋恵実子)

●跡見学園女子大学と神奈川大学の学生がそれぞれの専門知識を活かし合い、共同で展示を創り上げました。配置やパネル、チラシの制作に至るまで、細部にわたる工夫が凝らされています。ぜひ、これらの細かな点にもご注目いただき、展示会をご堪能ください。

(歴史民俗学科2年 中川大資)


 ご興味のある方は、この機会にぜひご来場くださいますようお願い申し上げます。  

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