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コロナ禍でさらに苦手意識をもつ就活生の面接

「明日、採用面接になっているけどどうしたらいいのですか?」
「大学で模擬練習しなかった?」
「1度かな・・・でも想定の質問は考えました。でも人に質問されたことないんですよね。だからどう答えたらいいのかわからないんです。」

1.そもそも面接はどうして行われるのか。
履歴書も、エントリーシートも、SPIなどの試験の結果もでるのにどうして面接は行われるのでしょうか。
人は言葉以外の情報を使って無意識にコミュニケーションをとっています。
例えば、表情や顔色、声のトーン、話す速度、ジェスチャー、視線、香りなど。無意識ですが、職場ではこの人との関わり合いに重要だとわれる言葉以外の情報(非言語コミュニケーション)もとても重要だと思っているからこそ、最終的に面接をしてみないとわからないといった方法がとられています。

2.どのくらい言葉以外の情報を得ているのか。
アメリカの心理学者アルバート・メラビアンによって1971年に発表された、「7-38-55ルール」あるいは「3Vの法則」と呼ばれる法則があります。

この法則によると、人はコミュニケーションを取るときには、受け取る情報を100とすると、相手から発せられる言語の内容である「言語情報」から7%、声のトーンや口調、大きさ、話す速さなどの「聴覚情報」から38%、そして相手のジェスチャーや視線、表情といった「視覚情報」から55%の情報を受けています。

つまり、言語メッセージよりも非言語コミュニケーションによるメッセージのほうが、影響力が強いといわれています。

3.面接でのポイントがわかります。
わたしたちは、面接で大事なことは受け答えがスラスラできることが重要と思いがちです。上記の情報のパーセンテージを考えると、私たちが重要だと思っていることは、実は7%。
無表情で「貢献していきたいです」と言われるより目を大きく開いてほんの少し手を軽く握り「貢献していきたいです」と言われた方が意欲を感じます。

4.ラビアンの法則に従って面接の優先順位
①見た目
②声
③話し

①見た目は、着飾るということではありません。企業の中、組織の中で他者が不快と感じやすいことをさけるということです。もちろんその組織がもっている雰囲気もありますが、明るく清潔感を感じやすいようにしてみましょう。
顔や表情がみやすいように長い髪は束ねる。マスクは新しいものを着用する。匂いは好みがあるので、香水は控えておきましょう。

②声は、自信にもつながります。友だちと話をする時とは違います。マスクを着用していると、いつもより活舌よく、音量も大きくしないと何を話しているのか聞き取れません。特に語尾がかすれて消え入るようになると自信がないように感じます。最後の言葉までしっかり言い切れるようにしましょう。

③話しには、表情をいれましょう。そして、相手に伝わる言葉で話をすることも大事です。SDGsなどもそのいい例でしょう。持続可能な開発目標といってもピンとこないかもしれません。その時に「だれもが取り残されない社会にするために、一人ひとりが力を合わせて取り組みより良い世界にするための目標」というと少しわかりやすくなります。自分にとっては普通の言葉でも、相手にとってはわかりにくい言葉はもっと理解しにくくなるので、言い換えたり補足したりします。

さて、面接練習はやはり繰り返し、トレーニングです。
人から質問されて答えるということをコロナ禍で機会が少なくなっていました。面接に不安を感じている人には、ご相談ください。

https://www.kanaeruken.com/employment/

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