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「ありがとう」と「ごめんなさい」は混ぜるな危険!

誰かが自分のためになにかをしてくれることは、とてもありがたく、とても貴重なことです。
そんなときに、その行為に対して、もしくは心遣いに対してお礼を言いますよね。
「ありがとう!」

自分が意図せずに人を傷つけてしまったり、何か損害を与えてしまったら、自分に非があったことを認めて伝えますよね。
「ごめんなさい。」

「ありがとう」と「ごめんなさい」は人間関係の潤滑油となる魔法の言葉です。
この2言を口が裂けても言わないと心に決めたような人も実は多いのですが、それはまぁ今日のところはおいておきます。
ともあれ、この重要な2言ですが、タイトルにもある通り、『混ぜるな危険』であることを伝えたくて記事にしました。

人としての性質は優しいのですが、彼女はいつも人に対して謝っていました。
何かをしてもらって「すみません」何かを伝えられて「申し訳ないです」もういっそ目が合って「申し訳ありません」同僚には「ごめん」。
彼女は周囲の全てに謝罪しているわけではなく、ただ口をついてそれが出ている、もはや口癖になっている様子でした。
だから、人に好意に対しても「ありがとう」ではなくて「ごめんなさい」。
これ、言われた側はこんな風に思います。
『好意でやったことなのに謝られるほど余計だったのかしら。』
彼女の場合ですが、実際に謝らなければいけない場面になったときも同じように謝ることになりました。
普段から謝り慣れてしまっているわけですよね。
彼女の謝罪にはもはや謝意を伝える能力がなくなってしまっていました。

感謝すべきときには「ありがとう」なんです。
ここに「ごめんなさい」を代入しては、気持ちが伝わらないだけではなく、「謝ってほしいわけじゃない」と相手にも余計な気を遣わせてしまいます。
それだけでなく、あなたの謝ろうとする誠意にも傷をつけて価値を下げてしまうのです。
同時に、『謝り慣れている人』は信頼できない人と判断されることすらあるのです。

相手の気持ちに対してあなたの気持ちをストレートに伝える2つの魔法の言葉は『混ぜるな危険』!
いつかおかしな化学反応が生じて爆発するかもしれませんよ?

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