見出し画像

心拍確認と卒業に向けて

妊娠判定陽性後の内容です。


今日は8週4日。
早くも前の投稿から3週間経っていました。

6週6日で、1回目の心拍確認、
7週6日で、2回目の心拍確認を終え、
順調にいけば、あさって8週6日で不妊治療クリニックを卒業できることになりました。
薬でのホルモン補充も9週5日で終わります。

お腹の2人の子の心臓が動いているのを見られて、ようやく実感がわいてきました。

上司に報告し、産休までの引き継ぎの準備も始まりました。


結婚して5年半、ずっと見守ってくれていた親にも話し、喜んでもらえました。
ただ、話していた中で、母の一言にひっかかることがあり、よくよく聞いてみると、体外受精のことをほとんど何も知らないから出た内容でした。

思わず、そういう誤解をしている人たちがまだたくさんいるから、不妊治療が倫理に反するみたいなことを言って批判する人もいるんだよね…と言ってしまいました。
今の不妊治療でできることは、体の中で行なっていることのほんの一部を、外で補助することなのだと説明しました。

でも、私だって不妊治療を経験してなかったら、知ろうともしてなかったかもしれない。
知ろうとしても、わからないことがたくさんあったと思う。

不妊治療を経験してよかったとは思わないけど、まったく今まで知らなかった世界を知ることができて、まだまだ知らないことがたくさんあって、それぞれみんないろんなことを抱えながら頑張っている、ということを学びました。

口を開けば子どものことしか話さない人だって、自分も親になればその気持ちがわかるかもしれない。
気持ちはわかりつつも、いつも想像力を絶やさないようにしていきたい、とも思います。

この前、夫が、夕方のニュース番組の終わりに流れる、視聴者の赤ちゃんの写真のコーナーを見て、「こういうのやりたい?」みたいなことを言いました。

自分でも驚きましたが、考えるより先に口が、
「そんな幸せの押し売りなんてしなくていいよ〜」と言っていました。

このコーナーは、特に不妊治療を始めてから苦手で、1人のときは、流れ出したらチャンネルを変えるか切っていました。
辛いときに他人の赤ちゃんを見たくないし、2人、いや3人目!?みたいな写真もあり、幸せいっぱいの赤の他人の家族写真が憎らしいときが正直多かったです。

幸せは、自分とその周りだけが感じていればいい。
これもきっと不妊に悩み苦しんできたから、そういう思考になってしまったのだと思います。
ひねくれています。


あさってのクリニック卒業をもって、私の不妊治療もひとまず卒業ということになりますが、不妊治療を続けている人はたくさんいます。

今でも新聞やネットニュースの妊活や不妊治療関連の記事はしっかり読んでしまうし、涙も出てしまう。
それでも、私はもう真っ只中の当事者ではない、という気持ちがあり、記事を読みつつ、その人の今この瞬間の苦しみや辛さはわかれない、わかってはいけないような気がして、自分がどんな気持ちでいたらいいのかわかりません。

あんなに妊娠を待ち望んでいたのに、感慨に浸る余裕もなく新しい不安の日々が始まり、もっと嬉しいと思っていたのに、もっと喜べると思っていたのにと、お腹の子たちに申し訳なく思うこともありました。

ただ、不妊治療をしていた頃の先の見えない漠然とした不安と、今の先が見える明確な不安では、私には比べようもなく治療中がずっと苦しく辛かったです。


不妊治療はnoteを始めるきっかけになって、それがだんだんと楽しいことも書けるようになって、ここでの交流も楽しく、仲間もできて、励まされ勇気をもらい、リアルな人間関係とはまた違う居場所ができました。
本当にありがとうございました。

妊娠してから、noteを書こうという気持ちが起きず、私にとってここは、不妊治療の苦しみ、辛さを吐き出す場だったんだなと改めて思います。

前の投稿から時間が空いたので、勝手に仲間もできたと思っていて、もし気になってくださっている方がいたら…と、近況報告と今の気持ちを書きました。

あさってのクリニック卒業をもって、投稿は一区切りして、また読む方に戻りたいと思います!

お腹に来てくれた2人の子の力を信じて、これからも家族みんなで楽しく過ごしていきたいです。

これから妊娠される方も、出産を迎える方も、どうかどうか、望みが叶いますように、心から願っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?