結果をどう考えればいいのか

ET3です。

初期胚の移植が終わり、培養中の3個の卵の結果を確認するため毎日クリニックのアプリを開いていました。

昨日まで更新されず、今日のお昼休憩に見ると、
培養中の胚は、0個になっていました。
胚盤胞に成長できなかったようです。

そうか、そうか、と受け止めました。

今回2回目の採卵・体外受精では、7日目胚盤胞1個をすでに凍結済みで、残る凍結胚はその卵のみになりました。

なかなか胚盤胞にならない。
高刺激でたくさん卵を育てているけど、1回の採卵あたり1個しか胚盤胞になっていません。
それもスローペース。
原因が少しでもわかれば、別の方法を考えたり、あきらめたりすることだってできるのに。

3回目の採卵のことも頭によぎる。
次は保険適用で、かな。

仕事もあって、気持ちは不思議と暗くならず、開き直っていました。

その後、スマホで「○○県 講師登録」「教員免許持っているけど未経験」などと検索していました。

もしこのまま子どもができなかったら、昔目指していた教員の道に進もうかな。
たぶん、仕事に逃げようとしていました。

そんな気持ちになったのも、午前中上司と話をしていて思ったことがありました。
特に転職を考えたくなるような嫌なことがあったわけでもなく、むしろ褒められていたときに、漠然とこの先のことを考えて虚しいような気持ちになりました。
この気持ちはうまく言葉にできません。

ありがたいことに評価され、昇格もしたけど、何か満たされないものがある?
それは望んでいる子どもがいないから?
教員をあきらめた理由のほんの少しに、仕事と子育てを両立させるのが、私には難しいと感じたから?
だから子育てができなかったら、あきらめる必要もない?

わからない。
自分がどうしたいのかわからない。
結局このまま今の仕事に居座り続けることになるとは思うけど。

家に帰って、夫に胚盤胞に育たなかったことを報告すると、残念がっていましたが、今回の移植がうまくいくことを願おうと声をかけてくれました。
それでも涙が出てくる自分が情けない。
今もお腹の中できっと頑張ってくれてるはずなのに。

気持ちが落ち着いたので、夫とアマプラでドラマ「アキラとあきら」の続きを観ました。
その中でこんな言葉が刺さりました。

お医者さんの言葉。

医療の力でも全部の命を救えるわけじゃない。
命って不思議で、助けられないと思った人が助かることもあるし、楽勝だと思った手術でも合併症で亡くなることもある。
医者が言うのもおかしいけど、運だと思う。
その人が持ってる運。
その中で運命を恐れずにベストを尽くす。

だいたいこんな感じの言葉だった。
なんだか、今日の自分に言われているような気がして涙がまた出てしまいました。
ベストは尽くしている、あとは運。


暗い気持ちになってしまったのも、腰を寝違えてだんだん歩くのも座ってるのもつらくなってきたからかな。。

どうかお願い。頑張って育ってね。
お腹をさすります。



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