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島ぐらし14日目〜97の日

島ぐらしには欠かせない旧暦。
今日は旧暦9月7日。カジマヤーの日。

カジマヤーは、その年に97歳を迎えるおじいやおばあのお祝いをする日。
97歳の生年祝いで、童心にかえって子どものように純粋になる・・
風車(かざぐるま)で飾ったオープンカーで島を道じゅねーして、盛大にお祝いをする。

今年は島にもカジマヤーを迎えるおじいがおられて、
朝イチのフェリーはそのお祝いをするお客さんでいっぱいだった。

祀と祝 久高島  山本恭子氏の写真より

民俗学が好物の私は、是非とも見物に入って、一緒にお祝いをしたかったのだが・・
人手の足りない仕事、交代要員はなく、仕方なしにお仕事。
遠くでエイサーを踊りながら道じゅねーをしている歓声と太鼓の音が聞こえた。
当初は港にも来る予定だったのに、前日に変更された・・
残念!ちょっとでいいから見たかった。
来年97歳を迎えるおじいかおばあがいるのならまた来年と言えるのかもしれないが、
そうではない。

本当はこの辺りまで道じゅね〜が来たと思うんだが・・


思えば関西でのお仕事は、自分の都合を優先しての合間に仕事を入れていく感じだった。
自分の「ここに用事を入れたい」「この日はここに参加したい」が一番で、
仕方ないから諦めるということがとても少なかった。
ありがたい仕事のやり方をさせてもらっていた。

帰り道、またちょっと寄り道


仕事を終えて部屋に着くと、荷物が届いていた。
それは、自分で自分宛に関西から送った物なのだが、
家族にお願いをして、後から送ってもらっていた。

伝票に荷物の内容をかなり詳しく書かないと航空便で送れないらしく、
それを書いていなかったので、送る時、郵便局で家族にかなり迷惑をかけたらしい。
結局船便で4日かけて届いた荷物。
自分宛に送って良かったと思うものは、電気ポットと肩こりタントン(肩こりマッサージ器)。
あとは・・あってもなくても良かったかもしれない。
物に囲まれないと安心出来ない、でも実は必要ないものが多かったりするんだな。

その心を払拭しないと、いつまで経っても物に溺れることになる。

お湯を沸かそうと鍋の中をのぞいたら、
ちっっちゃなや〜る〜が寝ていた。茹でてしまうところだった。
今日は風が強くてちょっと寒いから、あったかい所を探したんだろう。

風車(かざぐるま)もたくさんクルクル回っていたに違いない。。

宿舎の前にいつもいるねこ

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