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帰省とかいう試練-新年のご挨拶-

ごきげんよう皆様方🌹✨

年が!!!明けましたわ!!!
今年もよろしくおねがいします🙏かなでっちですわ~💃✨


帰省とかいう試練

さて、年末年始は実家に帰省しておりまして、今は東京に帰る電車の中でこの記事を書いております。

昨年のお盆は「仕事が忙しいから」という理由で帰省しませんでしたが、年に1回、正月位は帰らなければなりません。
先に言っておきますが、親とは普通に仲良いです。

ある意味、帰省というのは私にとって1年のうちの超えなければならない試練のひとつです。一手しくじれば全てが泡沫に帰する可能性があるからです。

私は私の性のことや仕事のことを両親に全て秘密にしています。仲は良くても、そこら辺の理解が出来るかどうかはまた別の話です。
ここら辺は家庭環境とかにもよるとは思いますが、実家は結構な田舎ですし、田舎というのはそういう異質なものや変化などを嫌います。私の両親、特に母親は話しているとその傾向が強いように感じます。

髪が長いとか、女の子みたいとかちょくちょく言われますし。仕事に関してもやっぱりきちんと正社員で会社に所属していてって方を望みますし、結婚に関してもダイレクトには言ってきませんが~くん結婚したらしいよ。みたいなのはちょくちょく言ってきます。

そういうような人に理解することを強いるのはお互いに相当なストレスだと思います。
ましてや私のそれの源は「ただ美しくなりたい」とかいう非常にふわふわした目標です。理想像が女性的であるというだけで「女性になりたい」ではないです。説明するのがとてもややこしいです。
時間をかけてじっくりと説明すれば、理解はしてもらえるかもしれません。けど、それはエゴかなって思います。
他者に自分のことを理解してもらいたい。そういう願望は大体の人間は持っていると思います。こと家族においてはね。

けど、理解の押しつけはろくな事になってない、というかそういうのをインターネットを通して見続けて以前よりさらに嫌悪感?みたいなのが強くなっています。
自分みたいなのは世の中のマイノリティーなのでせめて浮かないように気をつけること、自分を開示する必要がない場合には自分が何であるかを伝えないこと、開示する必要がある場合も理解してもらえる前提で考えないこと、相手を選ぶことなどなど、気を使って生きてます。

もともと、人に理解してもらおうと思っていきていないところに、さらにそれが拍車をかけた上に、女ホルを始めた時に私はひとりで生きていくと決めたということが決定的なものとなりました。

それにおそらく理解してもらえたとして、そこに付随する感情は喜びよりも悲しみだと思います。

自己開示は自分が気持ちよくなりたいだけだと思うのでしません。

理解してもらえる可能性にかけるより、めんどくさい事を避け続けて両親の墓場までこの秘密を持っていくことにわたしは決めています。最後まで隠し切ります。
具体的には
・性別は男性
・ファッションや見た目(髪や美容)に関しては全部趣味
・仕事は前職(ファッション関係)をずっと続けている
という設定にしています。

とは言っても以前とは身体の状況が違います。ということで今回私が帰省の際意識して過ごしたことを書きます。

気をつけたこと

女ホルに伴う乳房の発達及び体型の変化

まずはこれですよね。
おっぱいがおっぱいだと分かる程度には育っています。おしりのぷりっと感や肌の感じなどなどもますます進化しております。
ということでまずはおっぱいを潰すために「ナベシャツ」を買いました。かなでっち御用達のAmazon先生です。これのLサイズを買いました。 

おっぱいがあるということが前提のものなので、潰しつつもちゃんとホールド感があって快適です。また背中がメッシュ素材になっているので蒸れたりもせず良いです。胸筋がちょっと発達した人に見えると思います。
若干伸縮性に心配があるので、着る時に繊維が切れる音が多少しましたが、特に問題は無かったです。

ジムに行き始めたということを伝えておいたのも良かったと思います。胸やおしりが発達していたとしても筋トレで発達したという言い訳ができます。

あと肌に関しては、数年前に脱毛をした時から見せないようにしているのでここに関しては不審がられることは無かったと思います。

また、帰る季節も冬であることが大事で、夏の薄着だとどうしても誤魔化しが効きにくくなります。
もともと服が好きであったこともあり変わった服装を好む子だなぐらいには思われていたと思います。なので今回、体型を選ばないジェンダーレスな感じのゆったりした服装を今回の帰省の為にわざわざ買いました。

こんな感じの服装をしてました。


そして、年末年始はそこまでアクティブに動く家庭では無いので、これも性別を選ばない感じのモコモコパジャマ(前がファスナーで開くパーカー)も買いました。

お風呂に入っているところ、肌が出ている所を見られると詰むので、お風呂の時以外は絶対に肌を出さないようにしていました。
そして、服もなるべく身体のラインが出ないよう心がけたものを着ていました。

髪が伸びていることについて

幸いにも私の前職はファッション関係であり、そこまで服装や頭髪の規定やらにうるさい所ではなかったので、一昨年ぐらいからリモートワークに伴い髪を伸ばしているということにしています。
その上で、お風呂の時以外決して髪を解かないということを意識していました。まぁ、髪が随分伸びていることは結んでいても分かるには分かると思いますが、実際解いている所を見せるのと、そうでないのでは違うと思います。ずっとお団子すたいるでした。
あと前髪は作らずセンター分けにしてました。

服装もですが、私は今回の帰省にあたって呪術廻戦の「夏油傑さん」を意識しました。もうなんか言われてしつこかったら呪術廻戦見てる?って言おうかなって思ってました。(幸いにもそこまで言われませんでした。)
母親は切ってほしそうでしたが、嫌です。趣味です。で通しました。そのうち諦めてくれることを願っています。

一人称、口調や声について

これがねー、ちょっとヒヤッとした瞬間が帰省した初日と翌日ぐらいはありましたね。
どうしても、普段お嬢様口調で喋っているとわたくし~ですわー と間違って言ってしまいました。特に突っ込まれなかったので良かったです。 
一人称に関しては初日2日目に関しては危なそうなのでなるべく言わないように気をつけていました。途中からボクと意識して言うことが出来てたと思います。

声も私はめっちゃ作ってる訳では無いのですが、そうは言っても地声でそのまま発生している訳ではなくて、多少は工夫して出してます。それがすぐに抜けなくてあ、今のやばいな。ってのが何回かありました。
2日ぐらい経つと地声での発声に慣れたのか、安心して喋れるようになりました。

スキンケアに関して

以前はリビングでやっていたのですが、やっぱり母親は気になるみたいでなんやら言ってきます。
めんどくさいので一昨年から自分の部屋でやるようになりました。なるべく短時間で完了できるようにテキパキと。時間をかければかけるほどリスクが上がると考えていました。

あと、化粧は当然していません。紫外線のダメージを防ぐために色のついてない日焼け止めをわざわざ買いました。

その他色々について

仕事やら生活習慣やらが以前とは全然違うわけですが、基本こっちからはあんまり話さないようにしてました。日常的なコミュニケーションは普通にしますし、それは全然良いのですが、仕事とかのことはふわふわした感じで答えてました。
いい感じーとかぼちぼちーとかね。
そんで、さらに踏み込んで聞かれたらその時のことも想定してました。
前の職業の延長を想定して適当になんか話しとけばいけるやろって思ってました。リモートワークでとか、感染症の影響でとか、海外の情勢がとかなんかよくわからそうなことをいい感じに伝えておけば多分納得します。まぁ、そこら辺のシナリオ?を使うまでもなく無事に帰省を終えることができました。
あとは、実家でわんちゃんを飼っているのですがわんちゃんと遊んであげてたらなんか終わった感じもありましたね。
実家の犬はかわいいです。

終わりに

このような感じで無事帰省とかいう試練を今年も乗り切れました。
実家に帰ることは嫌いでは無いし、両親には元気な顔は見せてあげたいなぁとは思います。しかしその一方で、やはりバレないように気をつけて生活しないといけないのでだいぶ疲れました。
バレてしまったら、スケジュールが色々と狂ったり?こっちに帰ってこいとか言い始めたり??縁を切られたり???まぁ、割と色々想像はできますが…
願わくは最後までこの綱渡りが上手くいきますように。

それはそうと、年始から世の中が大変なことになっていますね。
私に出来ることは、今までと同じように元気に舞い続けることだと思います。
その姿が誰かに元気を与えていると信じて、今年も一生懸命精一杯頑張っていきます。
 

麗日奏

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