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お風呂で苦しくなるのはなぜ?お風呂で苦しくなる理由と対策とは

こんにちは、かなで(@kanade1985)です。
病気のしくみを知り、自分と向き合うことで、重度のパニック障害から改善した経験を発信しています。

お風呂に入ると苦しくなってしまい、お風呂が苦手、お風呂が怖い、という人がいます。
これは、様々な理由で身体に負担がかかるためです。

この記事では、お風呂で苦しくなる理由と苦しくならないための対策をご紹介します。

■お風呂で苦しくなる理由

・湿度が高い


お風呂場では当然湿度が高くなります。

湿度が高いと汗が蒸発しにくく、熱が身体にこもってしまいます。
すると体温調節機能が上手く働かないため、お風呂で熱中症に近い状態になることがあります。

これは高齢者のお風呂での事故についてですが、お風呂で体調を崩した方のうち約8割に熱中症の疑いがあるという研究結果があります。

・呼吸が浅くなる


お風呂に入っているときは、頭や顔を洗うときに息を止めるなど自分でも気づかないうちに呼吸が浅くなりがちです。
呼吸が浅くなることで、息苦しさを感じてしまうのです。

・水圧により身体に負担がかかる


家庭のお風呂では、湯船に浸かったとき身体に約500kgもの水圧がかかるとされています。
胸部に水圧がかかると横隔膜が押し上げられ、肺が圧迫されて呼吸が苦しくなることがあります。

・お湯の温度が高い


38℃くらいのぬるめのお風呂では、副交感神経が優位になり、リラックスしやすくなります。

しかし、逆に42℃を超えるような熱めのお風呂では、交感神経が優位になり、不安や緊張を感じやすい状態になります。

■お風呂で苦しくならないための対策

それでは、お風呂で苦しくならないためにはどんな対策をすればいいのでしょうか。

・換気する


お風呂の換気扇をまわしたり窓を開けて換気することで、お風呂場の湿度を下げることができます。
お風呂場の温度も下がるので、体温が上がりにくくなり、熱中症症状を予防できます。

・しっかり呼吸する


意識的に深い呼吸をすることで、呼吸が浅くならず、酸欠状態になりにくくなります。
頭を洗うときに顔を上向きにしたり、洗顔のときに息を止めず口で呼吸するなど、呼吸を止めない方法を試してみましょう。

・お湯を少なめに入れる


胸部がお湯に浸かることで水圧で呼吸が苦しくなってしまうので、お風呂の水位を心臓より低い位置になるようにお湯を少なめに入れてみてください。

・ぬるめの温度設定にする


日本人は熱めのお風呂を好む傾向がありますが、副交感神経を優位にしてリラックスするために、38℃程度のぬるめの温度設定にしましょう。

■まとめ


今回は、お風呂で苦しくなる理由と対策をご紹介しました。

お風呂に入ることは、心身を健康に保つために有効な手段のひとつです。
苦しくなってしまわないよう対策をして、お風呂でリラックスできる時間作りを心掛けてみてください。

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