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パニック障害の人はペットを飼おう

こんにちは、かなで(@kanade1985)です。
病気のしくみを知り、自分と向き合うことで、重度のパニック障害から改善した経験を発信しています。

パニック障害の患者が犬を飼い始めたら、毎日朝夕散歩に行かなければならず、外に出ることができるようになり、規則正しい生活ができるようになってパニック障害が治った。
そんな体験談があります。

動物たちは、私たち人間に様々な良い影響を与えてくれます。
ペットを飼うことでパニック障害の人にどんな効果があるのか、また、パニック障害の人がペットを飼うメリットとデメリットについて解説します。

■パニック障害の人がペットを飼う【メリット】

パニック障害の人がペットを飼うメリットは、以下が挙げられます。

・ペットとのふれあいによるセラピー効果
・ペットに必要とされることで自己重要感が高まる
・ペットのお世話をすることで生活リズムが整う

詳しく解説していきます。

・ペットとのふれあいによるセラピー効果


人が動物と触れ合うことで癒しの効果があることは明白で、アニマルセラピーの活動が病院や介護施設など様々な場所で行われています。たとえば犬や猫の体温は人間よりも高く、人間は彼らに触れるだけでその温かさを感じ、安心感を得ることができます。

また、動物は人間の精神状態を敏感に感じ取り、相手に寄り添うような行動を取ることがあります。
そうやって自分が理解されたと感じることで、気持ちが満たされ、癒されるのです。

・ペットに必要とされることで自己重要感が高まる


野生の動物とは違い、ペットは人間にお世話されることで生きていくことができます。
パニック障害でできることが減って家に閉じこもりがちな人でも、ペットのお世話という自分にしかできない「仕事」を持つことになります。

たとえば、ペットにゴハンをあげるというような簡単な行為でも、一つの命を生かす重要な仕事です。
こうして自分の存在意義を得ることで自己重要感が高まり、それが自信につながります。

・ペットのお世話をすることで生活リズムが整う


冒頭でも書いたように、ペットを飼うことで生活のリズムが整います。
もし犬を飼ったら、毎日決まった時間に散歩に行き、ゴハンをあげたり、しつけをしなければなりません。
それらをルーティン化することで「いまここ」に集中する時間を増やし、焦りや不安を緩和することができます。

■パニック障害の人がペットを飼う【デメリット】


当然のことではありますが、ペットを飼うということには責任があります。
パニック障害の人にペットを飼うことができるのかどうか、慎重に見極めなければいけません。
パニック障害の人がペットを飼うデメリットは、以下の事柄が挙げられます。

・ペットのお世話をする精神的・体力的不安


たとえば、ほとんど家から出られないような状態の人が犬を飼おうというのは無理な話です。
しかし、家族の協力があれば可能かもしれませんし、ハムスターやメダカなら一人でもお世話できるかもしれません。
ペットが欲しいと思ったときは、自分の状態をまずはよく観察しましょう。

・ペットを飼うことによる経済的不安


ペットを飼うにはお金がかかります。
エサ代、病院代、保険料、犬ならトリミング代など…。
パニック障害で働けない場合、ペットを飼うのは難しいかもしれません。
ペットを飼う前に、どれくらいのお金がかかるのかをきちんと調べて把握しておきましょう。

■パニック障害の人におすすめのペット


筆者がパニック障害の人におすすめするペットは、

・犬
・猫
・メダカ

です。
理由を紹介していきます。

・犬


毎日散歩に行かなければいけないので、生活リズムを整える効果が期待できます。
また、犬は人との距離が近い動物なので、癒やし効果は絶大です。

・猫


猫は嬉しいときにゴロゴロと喉を鳴らしますが、この猫のゴロゴロには癒し効果があり、メンタル面はもちろん、怪我の治りを早める効果もあります。
お世話もゴハンをあげて、トイレ掃除をして、たまに爪を切って、換毛期にブラッシングするくらいなので、犬よりも簡単で、身体が小さい分経済的な負担も大きくありません。

・メダカ


犬や猫を飼うのはハードルが高いと感じる人におすすめなのがメダカです。
毎日~数日に一度エサをやり、数ヶ月に一度水替えをすれば大丈夫。
犬や猫のように相手はしてくれませんが、暖炉の火のように、いつまでも見ていられます。

■まとめ


パニック障害の人がペットを飼うことで、心が癒されたり、身体が健康的になる効果が期待できます。
動物がお嫌いでない方は、ぜひ検討してみてください。

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