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「夢をかなえるゾウ0」を読んで。

こんにちは。
遅くなりましたが、先月購入した「夢をかなえるゾウ0」ですがようやく読了致しました(笑)

本書に関して。
こちらは水野敬也さんの作品になります。
シリーズとしては5冊目。


本作品も悩みを抱えた主人公の前に「インドの神様 ガネーシャ」が現れ、人としての生き方・秘訣を教わるという話です。

自己啓発系の小説で、本作品で紹介される「ガネーシャからの課題」は、読まれた方も主人公と同じように取り組むことをお勧めします。

また本作品はシリーズ化されていますが、個人的にはどの作品から読み始めても非常に楽しく読めると思います。


各作品ごとに主人公の抱える悩みは異なり、今回の「夢をかなえるゾウ0」にの主人公の抱える悩みは

「今、自分の夢がない」

です。


前作品も単行本で400ページ弱(小説部分のみ)という大作でしたが、今作品は小説部分だけでも500ページ弱ありとても読み応えがありました。

読んでいて思わずニヤリとする場面や、可笑しくて吹き出してしまう場面がところどころに散りばめられて、外で読むときは苦労しました(笑)

個人的にですが、最初に目が留まった「ガネーシャの課題」は、

『好きな匂いを見つける』

でした。

かなり序盤に出てくる課題ですが、ここで一旦読むのを中断しました。


身近な『好きな匂い』から徐々に過去の自分が『好きな匂い』へと遡って考えていたのですが、時間が掛かってしまいました。


あれ?


自分ってどんな匂いが好きなんだろう??


パッと問われると答えられないことに気づいたんです。


そこから本を読むのを中断して考えてみたけれど全然思い出せない。

うんうん悩んでも分からない。

考えて見つけるものじゃないんですよね。

「感覚的なもの」を頭で考えて探した時点で失敗しています(苦笑)

この「課題」を一旦保留にしていました。


ある時。

泥の付いたじゃがいもを洗っていたら。

「あ……!この匂い好きかも!」

急に気づいたんです。


土の匂いから、子供の頃に手が泥だらけになりながら、野菜の収穫を手伝っていた事を思い出しました。

いつしか……。


手や爪が汚れるのが嫌。

靴が汚れる。

虫が嫌い。

日焼けしたくない。


などなど。

ネガティブな気持ちで、土に触れることから遠ざかっていました。

他にも、「他人の声」や「他人からの評価」が覆いかぶさっていたのもあったみたいです。


じゃがいもについた土を洗い落としていた時に、昔のことを思い出す事が出来ました。

土に触れる事って嫌いだと思っていたのですが、実はちょっと好きだったようです。


また、『実物を見る』という「課題」。

個人的には、主に映画館や美術館になるかな……。

ここ数年は全然行けていませんが、舞台やライブも好きです。


単に作品を見たり知りたいなら、テレビやインターネットの「画面」越しでも十分なのかもしれません。

でも実際に映画館や美術館、会場へ足を運んで「実物を見たときの印象」と、「画面越しにみた印象」は異なるというより別物。

美術館だと、鑑賞した時に見えてくる絵の具の盛り上がった感じや筆の跡、映像越しには分かりにくい部分が見えてきます。

舞台やライブだと、空気感はその時・その場にいた人にしか味わえないものがありますよね!


ライブや舞台会場だけで味わえる刺激や一体感。

美術作品なら筆のタッチや、その時代の空気感。

うまく言葉で説明できないような感覚的なものを味わうことが好きなので、「実物を見たい!」と思った作品は極力足を運んで直接「見る」ようにしています!


自分で体験して、自分で感じる。

映像や写真だけではなく、「実物」を見ることを通じて自分が「本当に好きなもの」「大切にしたい感覚」に気づく事が出来るのかもしれません。


本作品は、日々の生活に取り入れて向上させることが目的の本ですが、単に小説(作品)として読むのも面白いですよ。

どう読むのかは読者に委ねられています。


とは言っても、サラッと読んで「あ~面白かった!」で済ませてしまっては非常にもったいない。

何か一つでもいいから、「ガネーシャからの課題」を日々の生活に取り入れて習慣化することから始めてみよう。

毎回ですが、そんな風に思いながら本シリーズを読んでいます。


今作品も笑わせてもらいました!
既に習慣化している課題はそのまま大切に継続していこうと思います。

自分の「本当に好きなもの」「大切にしたいもの」が何なのかに気づくことから始めたいです。


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