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□「お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人」を読んで。

フランスの文化や金銭感覚との比較を通して、日本の文化について再認識するエッセイ本。
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・いくらウィンドウショッピングをして、何着試着しようとも、本当に気に入ったものしか買わない、なくても困らないものは買わないのがフランス人。
・肉や魚の焼け焦げや野菜の茹で汁は捨てずにソースに。
・自販機もコンビニもないフランス。フランス人からすれば日本は買いたいのに買えないものが多すぎて、自分を貧しく感じてしまう環境。
・ブランド品は自分らしさを表現する邪魔になる。
・とりあえずのプレゼントもお返しもなし、お手土産はスーパーの袋に入った手作りのお菓子、ホームパーティーのレシピは手軽なものばかり、合理性を優先することがよしとされるフランスの庶民文化。
・教科書は使い回し、体操着は好きな服装で、お弁当は食パンとハムとレタス、お決まりのルールに縛られない学校教育。
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フランスの良いところばかりが目立ち、実際にはそうではないところもあるかとは思いますが、何れにしても日本との違いは歴然。
謙虚が美徳とされる日本人が、どれだけ実際には見えっ張りなのか浮き彫りになる。
ただし人付き合いに関する話が多いので、いくらフランス流に憧れようと、日本でそれを真似しては顰蹙を買ってしまう恐れが高い。
あくまで考え方の一つとして、自分の頭に留めておくだけに。

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