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□「夢をかなえるゾウ1」を読んで。

自己啓発系の本の中でも、シリーズものでかつ長年話題に上がり続ける著名な作品。
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・ビジネスが得意な人は、人の欲を満たすことが得意。人にどんな欲があって、何を望んでるか、何を求めてるか、それは相手に聞いて回れば良いわけではなく、予想して提案して先回りしなければならない。
・人を笑わせることは空気を作ること。まずは相手に会えて楽しい、嬉しいという思いを持ちながら接すれば、気分が伝染する。
・「頑張らなきゃいけない」と考えると続かない。人は楽しいことしかできない。努力を目的にするのではなく、頑張れた自分を日々褒めて、頑張ることは「楽しい」と自分に教え込むこと。
・変わりたいと思った時、何か新しいことを始めようとしても、1日の時間は限られているので、その時間は既に埋まっているはず。何かを始めるより、何かをやめてみることで得られるものがある。
・人間は意識を変えることはできない。決めたことを続けるには、そうせざるを得ない環境を作らなければならない。
・自分にとって嬉しくないことが起きても、「運がいい」と言い聞かせて、そこから何かを学ぶように発想の転換をする。
・人は自分の自尊心を満たしてくれる人のところに集まる。人を褒めるには、普段から他人をよく見て、自分のエゴや欲を満たすことばかり考えず、他人にサービスすることを考えなくてはならない。
・期待している限り、現実を変える力は持てない。自分が変われるのは、行動して、経験した時のみ。知識を頭に入れるだけでは、人間は変われない。
・やりたいことを見つける一番の方法は体感すること。やらずに後悔していることは今日から始めること。
・仕事は突き詰めていくと「作業」。好きな作業を仕事にするのが、正しい仕事の選び方。
・人間が劇的に変わるには大きな不幸が必要。
・大きな欲があるということは、大きく欠けた部分があるということ。でも欲しがれば欲しがるほど、人に与えることはできず、人を喜ばすことはできず、欲しいものは逃げていく。自分に足りないものを何かで埋めようとするのではなく、他人の足りないものを満たすことを考える。自分の欲しいもの、手にしているものは全て他人から与えてもらったものだと自覚し、感謝することで、足りない心を満たしていく。
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「嫌われる勇気」と同じように、師匠と弟子の会話の中で「夢をかなえるための課題」が一つ一つ実行されていき、大変読みやすいです。
シンプルで、著名人の成功秘話とセットなので話のネタにもなります。
当の師匠がインドの神様で、関西弁の欲に塗れたスパルタ式という設定もユーモアに溢れています。
でもこの本は課題そのものではなく、それを如何に実感を持って伝えるかという点で工夫されています。
まとめを読んで大筋を掴んでも何の意味もないので、本文を読んで行動しましょう。

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