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武蔵國一之宮小野神社のこと その参


お読みいただきありがとうございます

夫(旦那氏)とふたり、
武蔵國一之宮小野神社へ参拝した日の健忘録です。
過去記事のURLを貼ったら
【Androidでは編集できません】、と出てしまいました(´×ω×`)

何なのよ〜💦

リンクの貼り方も四苦八苦。
レイアウトもまだ試行錯誤しながらなので
綴りかたが変わっていってしまい ごめんなさい🙇

しかもアプリとブラウザで、編集方法も少し変わるのですね……。

その壱はこちらから⏬

その弐はこちらから⏬

それでは、【参】を……………

本殿の横に向かう時

『右であり左』というイメージが沸いた。
『右にゆき 左にゆき 右に戻る』と。
端的にいえば、

【金庫のダイアル】。

陰であり陽 (※陰陽併せ持つ、ではない)
"をんな"であり"をとこ"
右であり左

………を表すような絵や図形や言葉が
映画「SPEC」の当麻が 破いた半紙を撒くシーンのように頭の中に広がり………

チョットナニイッテルカワカリマセン( ˙-˙ )

状態。


ここ数年、閃きだとか直感をことごとく否定し抑制し続けたことが
若干 悔やまれた。

けれど 大筋はわかった。
わかったけど、その内容は
軽々しく表すことができないよ、と本殿に投げかける。

時間は16:00を過ぎた頃だったろうか。

拝殿へ戻り、帰る旨のご挨拶をしようとお賽銭箱の前に立つと、お祝詞が聞こえてきた。

そして拝殿の中が妙に気になる。

調度品の中に、
太刀を模した巻物と鏡はあっても 勾玉がない。
勾玉は『禍魂』ともとれるので敢えて置かないのか…………
禍魂……禍津……天津甕星………天香香背男………ブツブツブツ…………

しつこく調度品を見ていた時、拝殿の中から風が吹いた。

風に乗って声がした。

お賽銭箱の右側から拝殿を覗きこみ ハッとする。
先ほど、社務所にいらした男性が………
宮司さんが 夕べのお祝詞あげをしていた。
大きい声でもなく
変に響かせた声でもない。
静かな 木や風を思わせる声。
大祓詞を詠み上げ始めたところだった。

風がまた吹いた。
強く強く吹いた。

私と旦那氏を背中から包むように。
いや、拝殿ごと風が包んでいた。
『お祝詞奏上が終わるまで、動いてはならない』気がして
振り向きかけた旦那氏を引き止め、
声を制した。

けやきの葉が鈴のように鳴っている。
竹がぶつかり合い 太鼓を叩いているよう。

大祓詞は 抑揚を抑えた 詠み上げだった。
そろそろ終わるな………と思い、
緊張して胸の前で組んでいた手を下ろそうとした……

が、また違うお祝詞が始まる。

『ニギハヤヒノミコト』

という御名前がはっきりと聴こえた。
私の後ろにいた旦那氏も「え?」と驚いている気配がする。
聴いたことのない言葉が続く。
いっそう意識を集中させて聴いた。

異空間に迷い込んだかのような気分だった。
はじめはとぎれとぎれにしか聴こえなかったお祝詞が
いまは お祝詞と風の音しか聴こえない。

そして
拝殿の建物の周りに
なにか が 集まってきた。
……………感じがした。

私は身体を固くして
なるべく気配を消して震えていた。
旦那氏が私を護ろうとしている気配を感じる。

目はしっかり開けていた。
……というよりも閉じられなかった。
胸の前で手を合わせ、お祝詞に集中した。

つぎのお祝詞は 聴き慣れた『ひふみ祓詞』。
でもこれはすぐに終わってしまうの………知ってる^^;

十種の神宝の名前が連なるお祝詞があり、
その後二種続く。

もはや私の頭の中はぐるんぐるんだった(›´A`‹ )

最後に 静かに柏手を二回打ち、お祝詞が終わった。

宮司さんが振り向きながら立ち上がろうとして、
私たちに気付き 驚かれた。
思わず深く頭を下げる。

つい先程までの張り詰めた空気感から一転して、
まだお若い(40代くらい?)宮司さんは
和やかな雰囲気で
「そろそろ閉めますので………」と仰った。

「待ってください、
拝殿の中の、その木彫りの衝立を拝見したいのです!」と、慌てて喰い付いた。

宮司さん越しに見えていたその衝立が……

大國魂神社がそこに いらした。
…………ような気がした。

あまりにも食い入るように見ていたせいか
「どうぞ、上がってご覧になってください」と言ってくださり、
恐縮しつつも はやる気持ちを抑えながら
靴を脱ぎそろえ 階段を上がった。

正座して 衝立と向かい合う。
言葉にならない感動がこみ上げた。

和やかな宮司さんの雰囲気につけこみ、
唐突に質問する私。


「初めて聴くお祝詞…………祓詞がありました。
饒速日命の御名前が入ったもの、
十種の神宝……のお祝詞……は、
はじめて聴いたかもしれません。
何という祓詞ですか?

こちらの御由緒には
天下春命、瀬織津姫を主祭神としてお祀りされているとを拝見しましたが………

饒速日"尊"もではありませんか?

うまく言えないのですが、
女性の神を祀っているだけとは思えないのです。

伊勢神宮に模した本殿の造りがまた、正宮にまつわる 瀬織津姫と天照大神の
いわば都市伝説的なものに近い印象をうけるのです。

また、御由緒には源頼義・義家父子より『太刀一振り』を奉納されたとありましたが、
『太刀』とは饒速日尊を表す比喩表現ではありませんか?

あと、この衝立は何ですか?
大國魂神社に関わるものですか??」


(旦那氏の心の声
「どストレートに、しかもグイグイとイッたわよこの子ー((;゚;ж;゚; )w」)




宮司さんは
にこやかに
静かに正座して お話してくださいました。



長くなりましたので
まさかの【四】に続きます\(°Д° )/キャ~



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