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私に向けた、アクセサリー

こんにちは。きっかけアクセサリーのお店カナ・ノワール堂、店主の音海奏乃です。

皆さんには、お気に入りのアクセサリーはありますか? それはどこで出会って、どうやって作られたものでしょう。思いをはせてみるのも、また面白いですよね。

今回はハンドメイド作家として活動するきっかけとなった、自分用のアクセサリーのお話をしますね。自分用なので、写真があまりきれいに撮れていないかもしれませんが、ご愛敬……。

天然石がメイン

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天然石が大好きなので、ショップで販売しているアイテムのみならず、自分用のアクセサリーでも天然石を積極的に使用しています。

販売することを考えた作品は、一般的に知名度が高い天然石や発色がはっきりとしている天然石が多い傾向にありますが、自分が身に着けるものは、そうとも限りません。天然石との出会いは一期一会、大切にしたいじゃないですか。なので、ピンと来た天然石パーツがあれば、迷わずそれをメインにしたデザインで作り始めます。

ほかのアクセサリーを作るときは、洋服に似合うか、身に着けるのはどんなシーンか、など色々な角度から考えます。しかし、自分用ともなると、まず一番は「天然石を輝かせたい!!」という思いがあり、いつでも、好きな時に、気になったときにつけられるように、それでいて、パッと見て印象に残るようなアイテムに仕上がるようにしています。

ちなみに、カナ・ノワール堂ではコットンパールやガラスなどを使用した作品が多く、天然石は少なめです。一方、自分用のアクセサリーではどうなのかというと、意外や意外、ほとんど使っていません。音海奏乃の自分用アクセサリーはなんと80%を天然石が占めていて、残りがガラスと、コットンパールなど。コットンパールは好きなのですが、自分用となるとなぜか天然石とガラスのきらめきに惹かれてしまい、数が少なめになっているんです。

テーマは特に……ない!

意外に思うかもしれませんが、自分用のアクセサリーを作る際は、テーマを決めていません

例えば、お店で販売している作品たちは、海や花など、モチーフがはっきりと決まっています。見せたい世界観、伝えたいイメージも決まっているのですが、自分用はそうではありません。

お店に出かけて、「この部分がもう少し長かったら欲しい」と思ったら似たようなテイストで作ってみるとか、天然石の組み合わせで、かつこういうデザインのものがあったらいいのに、というものを作ってみるとか。どちらかというと「見てほしいテーマはこれです!」ではなく「こうだったらいいな」を作っているのです。

専門の店に並んでいるアクセサリーも、雑貨屋さんで売っているアクセサリーも、それぞれとても素敵です。デザイナーさんやプランナーさんが考えて作っているので、個性的だったり、トレンドを意識していたりと、つい購入したくなるものばかり。

でも、「あと一押し」が欲しいのです。私が使うには、何かが足りない。そのままでもかわいいのはわかるけれど、こうしたら? こういう感じだったら? そんなことを考えながら、お店のアクセサリーを見てしまいます。そこから、家にあるパーツで作れないか、アレンジできないか、どんどんと想像が膨らんで、やがて自分だけのアクセサリーが完成するのです。

というわけで、自分用のアクセサリーには決まったテーマがなく、アイディアが沸いて来たら作ってみる、という感じです。

実はリングもあるんです

カナ・ノワール堂に並んでいるのは、イヤリングやピアス、ネックレスとストラップなので、もしかしたらリングを作ったことがある、というのを知らない方もいらっしゃるとは思います。これはどちらも自分用で、どうしても作りたいイメージがあったので生まれましたが、ビーズリングって様々な技法があって奥が深いですよね。

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写真に写っているのは、レインボームーンストーンのリング(左)と、アイオライトのリング(右)です。背景が暗い所に置いているのでわかりづらいかもしれませんが、2つともとっても美しい天然石です。

実は、他の記事(記事はこちらから)でもご紹介の通り、ビーズの作り方が読めない私は、リングが作れませんでした。大人になってから、再挑戦しましたが、やっぱり基本的なものしかできず……。そのため、販売することはあきらめて、自分が作りたいパーツに出会った時だけ、作るようにしました

あと、リングは意外とつけられる場所が少ないんですよね。オフィスワークをしたことがないのでわかりませんが、物にぶつかったり、服にひっかかったり、手を洗う時に外さないといけなかったり……1点つけるだけで手元の印象が変わり、モチベーションアップにつながることもありますが、結構、使いこなすまでにはテクニックが必要なアイテムじゃないでしょうか。

また、ブレスレットなどはアジャスターで伸ばせば、サイズが変わっても身に着けることができます。けれど、リングはそう簡単にいきませんよね。そこも難しくて、お店で販売することは見送りました。もちろん、市販のものには、サイズ調節できるリングもありますのでご安心を。

もしも、リングを欲しい、と思ってくださる方がいらしたら、販売を考えてみようと思います。(いるかな……?)

増えたアクセサリーは……

こんなファッションに合わせたい、このパーツを生かしたい……。そんな思いで作られた自分用のアクセサリーも、気が付けばかなりの数あります。

そうして増えていった自分用のアクセサリーは、ジュエリーボックスにしまわれていきます。ジュエリーボックスは、天然石を使用したアイテムが入る1箱と、普段使いのアイテムが入る1箱に分けています。天然石は硬度によっては傷つきやすく、紫外線によって退色しやすく、取り扱いには注意が必要なので、箱を分けることで対応しています

市販のアクセサリーと、自分が作ったアクセサリーは、しっかりと分けているわけではありません。金属の色で分けているだけ、あとは入った順番に並んでいくだけ。ルールなどはなく、基本的に自由に並んでいます。ただ、使った後は同じスペースに戻すようにしています。万が一、違うところに戻すと、タイムロスになるだけでなく、水分がついていた場合に、ほかのものまで錆を誘発する危険があるからです。

ハンドメイド作家なのに、市販品を買うんだ、と思う方もいるかもしれませんが、市販品は市販品の良さがあります。とくに、大好きなうさぎデザインのものは、自分でパーツを探すより、市販されているアクセサリーを買ったほうが早く手に入ることも。そうして、うまく使い分けながら、おしゃれを楽しんでいます

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今回は、自分用のアクセサリーについてご紹介しました。音海奏乃が普段、どんなアクセサリーを身に着けているか、少しだけ知っていただけたかと思います。お出かけするときは、ほとんどの場合、自分用のアクセサリーをつけています。もし、どこかで見かけたら「あっ、あれは」と思ってもらえればうれしいです。すごく、奇跡的な確率だとは思いますが……。

きっかけアクセサリーのお店カナ・ノワール堂

音海奏乃

お試しさん


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