見出し画像

ものづくりの本質

今回の沖縄出張で訪れた、壺屋のやちむん通り。
焼物と書いて"やちむん"。沖縄でとれる土を使って職人の手で生み出されてきました。那覇市立 壺屋焼物博物館で見た職人さんたちのビデオには、大地の恵みである土を使って職人の手で成形を行い、窯に入れて焼き上がりを待つ間、祈りを捧げる職人さんたちの姿。

大地の恵みを受けてものづくりをする。

そこには、単なる「労働」や「仕事」を超えたものがあるように感じました。本来のものづくりの根底にはこうした、大地の恵みを使わせていただいているという感謝と、良いものができますようにという祈り があると改めて感じます。

今の時代には、効率性や経済性を重要視するあまり、こうした感謝や祈りをすっ飛ばし、作る側もこうしたことを考える余裕や余白のないまま、使う側もそうした背景を感じることができないまま、ただものに溢れている中で過ごしているだけ。そんな無機質な感覚になりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?