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人生を充実させるために。

何を持って充実しているかは、本人しかわからない。

そして、仕事が充実している。恋愛が充実している。この二つのパターンに「充実度」がはめられがちではあるが、好きな音楽を追い求めたり、一人でどこかに出かけたり、自分のメンテナンスに集中したり、充実させるためには様々な方法がある。

最近それにやっと気づけた。
今までは、ずっと暗闇の中にいる感覚で何を求めているのかも、何をしたいのか、誰といたいのか自分を満足させる方法がわからなかった。「幸福度」を他者といること、他者といる自分でしかみられなかった。

でも、それに気づけたのは、「時間」と「別れ」だった。

別れを切り出したのは相手の方からだった。一緒にいる時間からくる安定さと、慣れと、新しい人が見つかるかわからない不安で私は相手と向き合うことも自分と向き合うことからも逃げていた。
だから、別れを切り出してくれたこともそれを受け入れた自分も褒めてあげたい。
もう、十分責めて後悔したから。この選択は、新しい人と出会うものであって、過去を振り返ってびたびたに浸るものでもないと、今は思うからだ。

別れた傷は時間が癒してくれたし、そのおかげでいろんな場所に行ったり、会いたい人に会ったり、好きなものにときめいた。欲しいものもなりたい自分もノリと勢いで手に入れた。やっぱり私はこれがしたいと思えることも見つけた。別れは悲しかったけど、今の自分のことは好きって思える。

見えない未来に対して、不安になることはずっと辞められないが、幸せかどうかも、自分が幸せだと思っていれば、不幸になることなんてないって芸人さんが言っていた。不安はあってもよいが、不安になりすぎて前に進めなくなることの方が私にはよくない。考えすぎないこと。ポジティブに捉えること。これもやっと気づけたことで自分との約束事だ。

今は大好きなパートナーがいるというわけではないが、幸せだと思っているし、それなりに充実している。今後出会えるかもしれないし、今まで出会ってきた人も縁があれば切れることはないし、繋がりがなくなってしまった人は縁がなかったと思うことにした。

仕事も恋愛も充実しているわけではないが、自分の人生は充実している。
そう思えることが幸福なのではないのか。


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