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*個人の体験を記しています。
*宗教があなたの幸せであるなら、すばらしいと思うのです。
(太字のみ読んでいただければ、重点がわかります。)


私は2歳頃から、母の意思で
ある宗教の教育を受け始めました。

幼かったため、何が起こっているのかもわかりませんでした。
(同意なしで入信させられる)

宗教の先輩のような人が自宅を家を訪れ、
「こどものための〇〇物語」といった絵本を私に読み聞かせられていました。

その絵本には、神に従わない人々が火の中で叫びながら燃えるような挿画や
それに類似した多数の挿画が含まれていました。

彼らの狙いは、幼いころから恐怖心を植え付けることだと私は思います。
「神様に背けば、あなたもこうなりますよ」と。

この宗教は、神様に一度でも従うことに失敗すれば、
地獄のようなところへ放り込まれる可能性があると教えていました。
(完璧主義、何を積み重ねても一生充分でないという観念)

そのため、神様に背くような事柄をした場合、
逐一、精魂込めて謝罪のお祈りをしなければならないと教えていました。
(べき・ねば思考)

自分はダメな人間だと罪悪感を抱き、自己肯定感を失っていきました。

漢字が読めるようになる年になると、
大人と同じ書籍を学び始めました。

そこにはこの宗教が作成した文章があり、質問があり、
そして答えまでありました。
(彼らにとってそれ以外の答えは誤りで、過ちでした。)

そして、自分の頭で考える力を奪われていきました。
求められている「正解」を述べるようになりました。

また、信者が集まる会が週に数回ありました。

全部に出席していないと、怠惰だと批判されました。

集まりの終わりには、複数の信者が私を取り囲み
「今日の集まりはどうだった?」と質問してきました。

「神様に従います。」と私が言わなければ
その場を去らせてくれないことが複数回ありました。

言うと、
「あなたは素晴らしいわ」と笑顔で褒められました。

(家族からの愛情が不足していた私にとって、
それは時にあたたかく感じてしまうものでした。)

彼らにとって都合の良いことを褒め、そうでないことを罰する。
そういった手法だったのではないかと思います。

また、社会からの隔離がありました。

【禁止事項】
インターネットや本など、世俗のものに触れる
上記のようなリソースでこの宗教を検索・調査する
誕生日や祝日を祝う
信者でない人と関わる(布教活動以外)
ハリーポッターなど信条に反したエンターテイメントに触れる
大学教育を受ける

さらに、信者たちは
宗教を脱会した人とは一切関わってはならないとされていました。


私は幸い、大学で哲学を学んでいる際にふと「あ、あの宗教は…」と
気が付きました。

約20年かかりましたね。

私は、ご自身の宗教に違和感を感じている方や
二世の方を応援しています。

あなたは、あなたでいるだけで価値があり、
短所も含めて許され、愛されています。

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