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【目の見えない人は世界をどう見ているのか】伊藤亜紗

見えていないのは私のほうだった

見えない人の世界を「面白がる」というユニークで価値の高い本。視野が広く、柔軟で、ユーモアあふれる生活を送る人たちが紹介されている。老いていく私たちも、いずれは何らかの障害を抱えることになる。障害を欠如として捉えるのではなく、他の感覚を研ぎ澄ませ、身体や言葉の使い方を変えることでバランスをとると考えたほうが生きやすいように思う。

お互いの違いを面白がり、相手に「変身」してみることが、理解しあうことへの一歩なのかもしれない。


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