【東大院試】東大院工学系の試験概要

東大院に合格したKanaです。
今回は自分の受験した応用化学専攻の試験の概要と共に、工学系研究科を志望する受験生にとっても重要な、募集要項の注意点にについても書いていこうと思います!

研究室訪問やHPを眺めて希望の研究室を見つけたなど、これから院試対策を始めていこう!と志した受験生の参考になればと思います!


0.はじめに

 東大院応用化学専攻の試験の概要について軽くまとめようと思います。
※HPを参考に記述していますが、自分の受験する年の最新年度のものを必ずチェックするようにお願いします!

1.試験概要

1次試験

 「調査書」「志望研究記入票」の内容で判定されます。
 これは大学受験で言うところの”足切り”の機能を持っており、採点の都合上ある程度の人数に絞る必要があるため、このような選抜を行っていると考えられます。1次試験に合格すると受験票がHPを経由して送付されます。

2次試験

 3科目の試験が実施され、合計点数で判定されます。
1) 外国語(英語):200点
2) 一般教育科目 化学:600点
3) 口述試験:100点
合計900点で採点されます。
 重要な点として、「入学資格を得るには、『外国語、一般教育科目、口述試験の合計点による評価』および『口述試験による評価』のいずれも合格となることが必要である」という点です
 つまり、口述試験でも足切りにあう可能性があるということです。特に外部から受験する場合には、口述試験において優遇を受ける可能性は極めて低いと考えられるため、"高々100点"とは言わずに十分に対策して臨む必要があると思っています。

※細かい採点の概要や各科目の対策については別記事で書こうと思います。

2.入試までのスケジュール

 入試の概要から、①TOEFL iBTの受験、②出願書類の提出、③2次試験の受験が必要となります。そのことから逆算すると、全体のスケジュール感は大まかに以下の通りになるのではないでしょうか。

B3~4月くらい
 研究室訪問
~5月くらいまで
 TOEFLのスコア取得
6月下旬~7月上旬
 願書提出
 ※25年以降はスケジュールが変更になるかもしれないです
8月下旬 
 2次試験
 2日間で実施:初日は口述試験、2日目は筆記試験

3.おまけ

 東大院の工学系研究科の受験情報の収集をする際に、色々な書類があって混乱したので、少し解説しておこうと思います。
 工学系研究科は、上でさらっと書きましたが、工学系研究科で出している「募集要項」と各専攻が出している「入試案内書」の2種類があります。
 なぜこのようにしてしまったのか?非常に探しにくい

工学系研究科 募集要項

・応用化学専攻 入試案内書(各専攻のHPにあります)

工学系研究科 募集要項 

 募集要項では、出願資格とかまあいろいろと書かれていますが、受験生に関わる点として
 「出願方法の受付期間」、「提出書類等」、「TOEFLスコアの提出方法」
あたりは最低限押さえておいてほしいと思います。(また探すのが面倒なのでスクショ推奨)
 試験終了後に合格発表や入学手続き等も載っているので、その際には参考にしてください。
※TOEFLスコアの提出について補足
 "Designated Institution code"と"Department code"はTOEFLの申込みで必要なので、事前に控えておかないとあたふたする羽目になります(1敗) 
 "Appointment Number"と”Test date”はWeb出願で記入するため、これも控えておく必要があります。 

入試案内書 

 一方で、入試案内書では、専攻の当日の試験について事細かに書かれています。こっちは直接試験の内容に関係するので、熟読しておく必要があります。(しかし、上記の3点はなぜか入試案内には載っていない)
 特に、最後らへんには出願書類である「調査書」と「志望研究室記入票」があるので必ずチェックしておいてください!
 
※試験関係についていろいろと補足
 試験の場所は2次試験直前に発表されるので注意してください。また、試験会場は当たり前のように時計がないので必ず持っていくこと!!
 集合時間は例年なら9時に試験開始(8時半集合完了)となります。
 院試で社会性と読解力まで試すとかやめてほしい

最後に

 院試は、真っ先にイメージに結びつきやすい筆記試験&口述試験以外にも色々と必要な書類提出や細かな注意事項などの難関があります!!
 そのような些細なことに躓いてしまっては、悔やんでも悔やみきれません、、
 出願書類の作成や提出に当たっては、細心の注意を払って臨んでいただきたいと思っています!!

 これから、自身の院試の経験を元に、「院試の記事ではあまり触れられてこなかったこと」「試験の詳細な解説」について書いていき、孤独と隣り合わせの院試受験生をサポートしていきたいと思っています!
 フォローやいいねなど押してもらえますと今後の励みとなりますので、よろしくお願いいたします!!





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