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🍎家の行事:Family Event US

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ブラックアメリカンのヨメである私が見たアメリカでの冠婚葬祭や家族行事の話。別名:🍎と愉快な仲間たち
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#葬式

Soap Opera -2

34年連れ添った、37歳年上のおじを失い、悲壮にくれる近所のおば (情報量よ……)おじの財産を狙う実子のハゲタカ共の来襲。おばを守るためにやってきた非常に気性の激しい姉おば3と、実子たちの財産をハゲタカのように狙う発言に怒る夫アルゴ。怒りの天魔王ども降臨の巻である。 その1はこちら。 その1の記事で、そういやなんでメロドラマはメロドラマか調べてみたら、英語 soap operaの方の語源も気になって調べてみた。おもしろ事実を知った。 まさかのスポンサー由来。 長年、なん

Soap Opera-3

あらすじ。34年連れ添った、37歳年上のおじを失い、悲壮にくれる近所のおば。そのおばを守るためにやってきた非常に気性の激しい姉おば3と、実子たちの財産をハゲタカのように狙う発言に怒りの夫アルゴ。 怒りの天魔王どもはハゲタカ実子にがつんと言ってやるためにいざ、突撃!そんな話の続きである。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆ 怒りの天魔王どもの話の続きを書く前に、一つ、ご紹介しておきたいメッセージがございます。近所のおばは、学校で助手のお仕事をしているのだが、その生徒(12歳)のお一

Soap Opera- 4

あらすじ。34年連れ添った、37歳年上のおじを失い、悲壮にくれる近所のおば。財産をハゲタカのように狙うおじの実子たち。そのバトルの結末とその後の話。 次回メロドラマ:天魔王、下した怒りの鉄槌とそれから……などと書いたが、その時は「もうこれ以上、頭のおかしな展開は起こらないであろう。静かにお葬式を迎え、おじを送ることになるのであろうなぁ」と思っていた。私の希望も込めて。 いやぁもうね、びっくり展開ですわ。いやもう、これまでも十分、びっくりなんだけども。と、いうわけで続き。

Soap Opera - 5:Final

あらすじ。34年連れ添った、37歳年上のおじを失い、悲壮にくれる近所のおば。財産をハゲタカのように狙うおじの実子たち。当初は、おじの実子たちに財産を取られるので戦わなければならぬおば、対、ただひたすらにハゲタカな実子たち、という構図かと思っていたが、実はおばもかなり酷いことをしでかしていたことが発覚。両サイドの家族の真実を知ってしまった我々夫婦。そしてそのことを知るのもまた我々夫婦のみ。さぁどうする、どうなる、葬式。(ようやく)最終回です。 前回の話。 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆

米国式葬儀の話【最終話】🍎と愉快な仲間たち 〜葬式編〜

お葬式のお話、最終話である。 アメリカでの葬式事情をお伝えする記事の続き。 皆様は、ハウスミュージックってご存知?クラブとかでズンズン、ドンドコかかってるやつ。 何、言ってんだ。タイトルどうした?葬式の話やろが、と思われた方がいるであろう、というかいてほしい。だって、普通、葬式がハウスミュージックに結びつくことはない。だが、あったのだ、そのような葬式が。 中編で赤い葬式の話を書いたが、書いているうちに、あれ……そういえば、まだあったわ、なんか日本では絶対に体験しないであ

米国式葬儀の話【中編】🍎と愉快な仲間たち 〜葬式編〜

アメリカでの葬式事情をお伝えする記事の続き。その1はこちら コメントお返事でも書いたのだけど、結婚式なんかはめでたいからいろんな話があるし、書けるけれど、葬式のお話は、悲しいって気持ちがまず第一にあるのと。不謹慎ともとられるかもしれないし、逆に理詰めのカチカチ文章で書いたら教科書みたいになるし、ってそんな微妙なトピック。 今回は、サブタイとして、リンゴと愉快な仲間たち 〜葬式編〜などとつけたものの、お葬式だし、不謹慎じゃないか、それにこれといったネタももうねぇな、と思った

米国式葬儀の話【前編】🍎と愉快な仲間たち 〜葬式編〜

まんまタイトル。サブタイ、コメント欄でいただきました。あは。 先日、おじの葬儀に行き、様々で散々な人間ドラマに巻き込まれてきた我々であるが、そんなネタで記事を書いてネガティブキャンペーンをしてもしょうがないので、これまで経験したこちらでの葬儀の諸々を書き記したい。 お葬式は何度行っても慣れるものでもないが、50も目前のBBAにもなればそれなりにお別れを告げなくてはならない機会も多くなる。故人を偲んだり、生とは、死とは、なんてことを考えては、むぐぐぐと涙を流して身動きが取れ